
ハイエースって商用車ベースの車だよね?
ファミリーカーとして使用するのは実際どうなのかな?
実際に乗ってる人の話聞きたいな。
こんにちは。ichi(@ichi_14blog)です。
アウトドア・釣り・キャンプ・車中泊など、広い空間と積載量がとても魅力的なハイエース。
ファミリカーとしてハイエースを購入しようか悩んでいる人も多いと思います。
「やっぱり普通のミニバンにしておけばよかった」という事にならないためにも、ファミリーカーとして使用する場合のメリットとデメリットを知っておくことは重要。
この記事ではハイエースをファミリーカーとしての半年間使用した私の感想を紹介します。
- ハイエースの乗り心地
- ハイエースの注意点
- ガソリンモデルの走りについて
ハイエースの乗り心地について

まず始めに、私のハイエースの仕様は以下の通りです。
- ハイエース5型 ダークプライム2
- ガソリンエンジン
- 純正アルミホイール(ノーマル15インチタイヤ)
- 足回りのカスタムはユーアイビークルスタビライザーのみ
2WDのガソリンエンジンでほぼノーマル、車高も購入時のままです。
ガソリン車はノーマルだと乗り心地は決して悪くない
個人的な感想ですが、ハイエースの上下にフワフワした乗り心地は嫌いではないです。
前車はスポーツサスを仕様の欧州車で固めの乗り心地だったので、むしろハイエースのフワフワ感が割と好きかもです。

このあたりは個人的な好き嫌いの問題だね。
一般のクルマから比べると上下運動が多いのは確かなので、気になる人は足回りのカスタムをすると良いです。
以前の車では子供達が酔うことが多かったですが、ハイエースに乗り換えてから不思議と全く酔わなくなりました(なんと子供三人ともです)。
ローダウンやタイヤ選びで乗り心地は激変する
ハイエースのフワフワ感は、車高が高いのと純正タイヤの扁平率が高い(厚い)点が影響していると考えます。
私はショップの勧めでスタビライザーを導入してロール軽減をしています。
ただし購入時にスタビライザーを装着しているため、装着前と装着後でどれぐらい乗り心地が変わるのかは不明です。
現状、乗車中に凄くロールを感じるという経験ないのでスタビライザー装着は乗り心地改善に一定効果があると思います。

ツイートを見るに、ロール改善には一定の効果がありそう。
またローダウンしたり扁平率の低い(薄い)タイヤを履くと直進性能や安定性は向上しますが、地面からの振動を受けやすくなり、フワフワ感は減るものの乗り心地は基本的に悪くなります。

ハイエースを買う時は、乗り心地重視なのか走りや見た目重視なのか、ディーラーやショップに相談すると良いね。
なおディーゼル車はガソリン車よりも振動や駆動音が大きくなりますが、以前のディーゼル車と比べると格段に良くなっています。
ガソリン車とディーゼル車の比較は下記の記事もご覧ください。
横風の影響には注意
これは特に高速道路を走行している時ですが、想像していた以上に横風の影響を受けます。
80km程度の巡航時に、追越車線を大型トラック(8トン級)が通過した際にハンドルを一瞬取られそうになったことが何度かあります。
地形や走行している状態などにもよりますが、特に雨などの天気の悪い際の走行時は気をつけましょう。
急な横風にも対応できるようハンドルもしっかりと握ることをおすすめします。
ハイエース5型ガソリンエンジンの走りについて

ハイエースはディーゼルとガソリンの2つのエンジンがありますが、人気の高いのはディーゼルエンジンです。
理由ては、トルクフルで低速からも力強いパワフルな走りができて四駆も選択できるからです。
特に仕事でたくさんの荷物を積んだり、悪路や雪道を走る機会が多い方は間違いなく四駆ディーゼルをお勧めします。
逆に私のように、普段はほぼ街乗りでたまの休日にキャンプや車中泊を楽しむという用途の場合は、初期費用が随分安くなるのでガソリンモデルも良いと思います。

ディーゼルじゃなきゃ絶対嫌!っていう人も多いけど、両方乗った私としては街乗りではほぼ変わりませんよ。笑
実際に私が購入した時の見積も下の記事で公開しています。
日常で力不足を感じる事はほぼなし
ガソリンエンジンはパワー不足という記事を目にしますが、日常的に使用する分にはまったく問題ありません。
4型から採用された6速ATのおかげでスムーズに走れます。

5型ハイエースガソリンに乗ってる本人が言うんだから間違いなし。
もともとスピードを出す目的でハイエースを購入していないし、高速道路でも平地で100km/h超ぐらいのクルーズは楽にできるので満足しています。
唯一不満を感じるとすれば、高速道路での登坂車線でもうすこしパワーがあればと感じるぐらいです。
静粛性と少ない振動が快適
ハイエースのガソリンエンジンに乗ってはじめて驚いたのが、静粛性と少ない振動です。
近年は乗り心地が良くなったとは聞いていたましたが、いざ実際に乗ってみると普通乗用車と変わらないレベルでした。
ガソリンエンジンの乗り心地は、商業車とは思えない快適性と思ってもらってOKです。
車内の快適性についてひとつ注意点があるとすれば冷房。
といっても冷房の効きがわるいのではなく後部座席の冷房が寒いぐらいに効きます。
なので小さいお子さんを後部座席に乗せる場合は冷えすぎないように注意です。

我が家では寒くなったら切り、暑くなったらまた点ける、というようなことが日々行われてるよ。笑
ハイエースの維持費について

ハイエースの維持費はガソリン代の他、初期費用、毎年の車検代やメンテナンス費、自動車税等の税金などについて、以前使用していた欧州車と比べての感想を伝えます。
軽自動車などとの比較対象にはならないのでその点はご留意ください。
ガソリン代は以前より負担増!燃費は要改善か
以前の車(欧州車)はハイオクで10km/L前後の燃費でした。
給油のペースは旅行や遠出をする月を除けばだいたい月1回したが、ハイエースに乗り換えてからは月に2回は給油をしています。
一回の給油の平均は7,000円前後(50リッター×約140円)です。
ハイエースは満タンで70リッター入りますが、いつもEマーク近くで給油すると大体50リッター前後の給油量になるので、そろそろ給油だなと感じてからも意外余裕ありです。

だいたい月に2回ほど給油するので、月/14,000円だね。
ちなみに以前は月/9,000円前後だったので年間6万程増える計算。

この差は結構痛い。。年間6万円以内の費用で燃費改善ができる方法があるならした方が得になりかねないね。
走行に掛かる費用はざっくり以下のとおりです。
10km÷燃費7km(L)≒1.4385(L)
→ レギュラーガソリン代 140円(L)×1.4285(L)≒200円
10km÷燃費10km(L)=1.0(L)
→ ハイオクガソリン代 150円(L)×1.0(L)≒150円
なおディーゼルエンジンですと燃費はリッターあたり1〜2kmほど良くなるようです。
燃費については下記の記事で検証しています。
税金・車検について
自動車税は39,500円から16,000円と以前に比べてかなり安くなりました。
差額が23,500円なので、月に1,958円。
前述のとおりガソリン代は以前から月6,000円ほどの負担増ですが、この約2,000円を相殺すると月の負担増額は約4,000円になり、結果年間の負担増額は48,000円程度になります。
ちなみにハイエースの車検は初回のみ2年、以降毎年必要になります。

1回の車検代は通常の2年より若干安いと思うけど、毎年なので実質は同じぐらいがそれ以上になるね。
車検については車の状況にもよるので予測は難しいですが、こちらも検証記事があるのであわせて一読下さい。
防犯への高い意識が必要
ハイエースを購入・維持する上で、普通の乗用車と一番異なる点は防犯対策かもしれません。
近年はドライブレコーダーを搭載する人も増えましたが、ハイエースの場合はさらに高い防犯意識が必要。
最低でもOBDガードやハンドルロック、余裕があれば車上荒らし対策へのフィールドセンサー、駐車場への防犯カメラや人感知センサーライトを購入することを強く推奨します。
防犯対策費用として、最低でも5~6万程度は見ておいた方が良いでしょう。
これからハイエースを購入する人必見!6ヶ月間乗車の感想:まとめ

今回は200系5型ガソリンについての乗車インプレッションを紹介しましたが、あくまで個人的感想なので参考までに。
以下、維持費のおさらいです。
- 給油代と税金トータルで考えると普通車時代より年間5万円程度のコストアップ(私の場合)
- 車検代は1年に1回のため、普通車と同等程度かそれ以上
- 防犯対策グッズ費用が最低5万程度別途必要
ハイエース購入を検討する際は、まずご自身クルマに掛かるランニングコストを調べて、紹介したハイエースのコスト感とぜひ比較してみてください。
年間の維持費を算出してくれる自動車ランニングコスト計算サイトを活用することで、生涯にかかる費用を簡単に知ることができます。
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