【アリ?ナシ?】ハイエースをファミリーカーとして選ぶメリットデメリット

【アリ?ナシ?】ファミリーカーとしてハイエースを選ぶ時のメリットデメリット

ハイエースをファミリーカーとして使うのはどうなのかな?

車中泊やキャンプの人気で、ファミリーカーとしてハイエースを選択肢として考える人も増えていますが、ハイエースはあくまでも商用車ベースのクルマ。

購入する際に、私も周りから「ハイエースをファミリーカーにするのはやめとけ」って散々言われました。

それぐらいハイエースをファミリーカーとして使うなら、正しく性質を理解しておかないと購入後に後悔することになります。

ハイエースは魅力的なクルマだけど、安易にはおすすめできない特性が結構あるんだよね。。

しかし結果的に、我が家はハイエースにして良かったと思っています。

今回は、ハイエースをファミリーカーとして選択する時のメリットとデメリットを紹介しつつ、どんな人におすすめなのかを考えてみます。

目次

ハイエースをファミリーカーとして選ぶメリット6つ

ハイエースをファミリーカーとして選ぶメリット6つ

近年多くの人がハイエースをファミリーカーとして注目するだけあって、メリットも沢山あります。

その中でも私が感じたファミリーカーとしてのメリットは具体的に6つ。

順に紹介します。

自動車税が安い

ハイエースバンは貨物扱いのクルマ(4ナンバー)なので、自動車税は基本的に16,000円と安いです。

ヴォクシーやステップワゴン、アルファード、などの一般的なミニバンの自動車税は、大体2000cc〜3500ccで排気量に応じて39,000円〜51,000円掛かることを考えるとかなり割安となります。

  • ハイエースと乗用車の税金比較(※2020年4月時点
スクロールできます
税金の種類ハイエース・バン
(4ナンバー)
ハイエース・バン
(1ナンバー)
普通乗用車
(車重1.5t~2t)
重量税6,150円 〜 8,200円16,400円16,400(※1年あたり)
自賠責保険料15,050円20,370円
(最大積載量2トン以下)
13,410円
自動車税16,000円16,000円39,500円
合計37,200円~39,250円52,770円69,310円

我が家も前の車は39000円だったから、年間で23000円も節約になりました!

自動車税についての詳しい考察は下記から読めます。

運転が意外としやすい

ハイエースは大きくて運転しにくいと思われがちですが、意外にも運転がしやすい車です。

実はハイエースの標準ボディはトヨタ車のミニバンであるノアやヴォクシーと比べてもほぼ同じ大きさ。

ハイエース横
大きさの割に意外と運転しやすいハイエース

さらにアルファードと比べた場合、ハイエースの方全幅と全長がひとまわり小さいです。

  • ハイエースとミニバン各種の大きさ比較
スクロールできます
ハイエースバン(標準)新型ノアヴォクシーアルファード
全幅169.5cm169.5cm173.5cm185.0cm
全長469.5cm469.5cm470.0cm495.0cm
全高198.0cm182.5cm182.5cm195.0cm

アルファードを運転するママさんを良く見かけるけど、ハイエースの方が実は小さいっていうのは知らない女性も多いのでは?

ちなみにアルファードはハイエースバンのワイドと比べると全幅は3cmほど短いですが全長は11cm長く、バックでの駐車難易度は高めと言えます。

さらにハイエースは座席下にエンジンを積んだ「キャブオーバー」構造のためボンネット部分がなく、車高もミニバンに比べて高いので前方視野がものすごく広いです。

ハイエースが意外にも運転がしやすいのはこのキャブオーバー構造のおかげで。日常生活でストレスなく運転できるかどうかはファミリーカーにとって重要です。

荷台が広く用途が豊富

ハイエースの一番の魅力と言って良い荷台の広さ。

単純に積載量が多いというだけでなく、バイクや自転車を運ぶトランポや車中泊に利用したりと、荷台を用途に合わせて変化させることができます。

またファミリーユースでも、大きな家電や丈の長い木材などを購入した時にハイエースなら楽々積むことができます。

ハイエース荷台
荷台活用の多様性はハイエースの最大の魅力

ホームセンターへの買い出しの時は本当に便利!ハイエースを買ってよかったとつくづく思う瞬間です。

カスタムが楽しめる

荷台の広さと並んで最大の楽しみの一つである、ハイエースのカスタム。

他の乗用車と比べても圧倒的に専用パーツが豊富好みのハイエースを作れる点はハイエース最大の魅力です。

ハイエース荷台利用方法
内装外装含めて様々なカスタムが楽しめるのがハイエース。

特に車中泊やキャンプ、サーフィン、釣りなどを趣味とする人にとっては、自分好みの空間に仕上げるのを想像しながらカスタムするのは無限の楽しみがあります。

自分の部屋を模様替えする楽しさに似ていると思います。ハイエースを買ったらぜひチャレンジして欲しいです。

ハイエースの広さを子供に見せると、とても喜ぶことが多いです。カスタムしたハイエースの秘密基地感が子供心をくすぐるのだと思います。

カスタムに便利なおすすめパーツも紹介しているので、興味のある人はあわせて見てみてください。

車体が丈夫で長く乗れる

ハイエースバンはもともと商用車仕様のため、ハードな使い方をしてもそう簡単には壊れません。

その代表例が足回りです。

ハイエースバンは最大積載量が1000kgと、かなり重い積荷を積むことが想定されているので、足回りもリーフスプリング、通称板バネというものを採用しています。

ハイエースのリーフスプリング
ハイエースバンで採用されている板バネ(リーフスプリング)

この板バネは乗用車の通常のスプリングと比べても非常に頑丈な作りなので足回りがヘタることがなく、長く乗れるクルマである理由のひとつです。

写真のオレンジ部分はスタビライザー。これをいれるとさらに車体が安定します。

買取価格(リセール)が高い

ハイエースは買取価格がものすごく高いクルマとして有名です。

理由は、全世界でハイエースの需要があるから。

日本ではファミリーカーとして注目を浴びているハイエースですが、タフなボディの信頼感と多くのものを積める運搬性能から、海外ではきびしい環境化での商用車として大人気なので、中古市場でも非常に高値で取引がされています。

通常のクルマなら値段のつかない、10年落ち10万キロオーバーでも3桁で売れることがザラにあります。

ディーゼル車はガソリン車よりさらに数十万〜査定額が高くなります。

買取価格の高さは、ハイエースから違うクルマに乗り換える際の資金面で大きな魅力になります。

ハイエースの査定については、実際に下記の記事でチャレンジしています!

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ハイエースをファミリーカーとして選ぶデメリット4つ

ハイエースをファミリーカーとして選ぶデメリット4つ

ファミリーカーとして注目を浴びるハイエースですが、もちろんミニバンなどに比べるとデメリットもそれなりにあります。

その中でも私が感じたデメリットは次の4つ。

順番に見ていきましょう。

車検が毎年必要

ハイエースバンは商用車のため車検は初回こそ2年ですが、以後は毎年車検を受ける必要があります。

乗用車の2年に比べて毎年車検を受ける分1回毎のパーツ交換は減る傾向にありますが、定期点検基本料や整備料など毎回一定額発生する項目があるのでその分は割高になります。

車検が毎年必要なのは、ハイエースを選択するか否かで割とネックになる点です。

ハイエースバンの車検の費用については、下記の記事で詳しく検証しているので合わせて参考にしてください。

エンジン音がうるさい

メリット部分でも紹介しましたが、ハイエースは「キャブオーバー」を採用しているためエンジンが座席下にあります。

このためミニバンやSUVと比べてエンジンとの距離が近く、エンジンの駆動音が車内に伝わりやすいというデメリットがあります。

特にディーゼルはガソリンに比べてアイドリング音が大きくなります。

ただしカスタムによって防音や静音処理をすることも可能なので、ある程度改善はできます。

乗り心地が乗用車に劣る

ハイエースバンのファミリーカーとしての一番のデメリットはやはり乗り心地でしょう。

私の乗っているガソリンエンジンモデルだとフワフワとした乗り心地が特徴で、初めてハイエースに乗る人は違和感を感じるかもしれません。

さらにディーゼルエンジンの場合は細かい振動が多く、初めて乗った人はかなりびっくりする人も多いです。

特にディーゼルはガソリンに比べてアイドリング音が大きくなります。

ちなみにハイエースの中でも内装がミニバン並みに豪華なスーパーGLシリーズを選ぶのは絶対条件。DXシリーズだと内装や装備もショボく鉄板剥き出しの作業用車って感じなのでやめましょう。

乗り心地の感想についても、別記事で紹介をしています。

燃費が良くない

想像がつくと思いますが、ハイエースは決して燃費の良い車ではないので、ガソリン代は最近の乗用車に比べて高くなる傾向にあります。

ディーゼルモデルはガソリンモデルと比べて若干燃費は良いですが、それでも10km/L前後。

ガソリンモデルだと更に悪く7~8km/Lなので、燃費を一番に重視する人には向かないクルマです。

ファミリーカーとしては燃費の良し悪しは結構重要な要素なので、良く検討すべきですね。

もう少しリアルな燃費を知りたい方は、こちらの記事も読んでみてください。

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ハイエースがファミリーカーとしておすすめできる家族は?

メリットデメリットを踏まえて、ファミリーカーとしてハイエースがおすすめできる家族について、私の経験から考えてみました。

結論を言うと、「乗り心地より家族の思い出を重視したい」ファミリーです。

乗り心地など、普通に考えたらミニバンの方が便利ですが、ハイエースの最大の魅力は広い荷室にあります。

この空間でご飯を食べたり、昼寝したり、車中泊したりと、使い方は無限大で、言ってみれば「走る家」状態なんです。

  • 夜、子供と星空を見たり。
  • 家族みんなで雑魚寝したり。
  • 目一杯道具を積んでキャンプに出かけたり。
  • 車中飯を作ったり。

ハイエースでのお出かけは家族の最高の思い出になります。

ちなみにファミリーカーとして乗るなら内装がしっかりしているハイエースバンのスーパーGLが絶対です!

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まとめ:ハイエースはファミリーカーとしても全然いける!

まとめ:ハイエースはファミリーカーとしても全然いける!

結論、ハイエースをファミリーカーとして購入するのはデメリットを差し引いても「全然アリ」です。

購入後に車には極力お金をかけたくないという人は素直にミニバンやSUVを購入した方が良いですが、車いじりが好きな人や、アウトドア・キャンプに良く行くご家族の人は、お子さんにも喜ばれるとても良いクルマです。

最後にまとめです。

ファミリーカーとしてのハイエースは?
  • 意外と運転しやすい!
  • 荷室が広くて何かと便利!
  • 税金が安い!
  • デメリットもカスタムで程度改善可能!
  • 乗るならスーパーGLがマスト
  • 乗り心地よりも家族の思い出を重視したいならGOOD!

ファミリーカーとしてのデメリットも多いですが、カスタムによって改善が可能な点も多いので、それも含めて楽しんじゃいましょう。

今回は以上です。

【アリ?ナシ?】ファミリーカーとしてハイエースを選ぶ時のメリットデメリット

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