新型ハイエースが発売!5型と6型の違いを徹底比較

新型ハイエースが発売!5型と6型の違いを徹底比較

で、ハイエース6型は結局どこが変わったの??

新型ハイエース(ハイエース200系6型)が発売され、ハイエース5型ユーザーとして気になるのは主な変更点。

過去に「garage11」さんのYouTube動画から6型変更点を予想する記事も書きました。

そう、大事なのはそこです!

今回はディーラーさんから新型ハイエースの公式パンフレットを調達したので、実際の変更点について確認します。

目次

ハイエース5型から6型の変更点をパンフレットで確認

新型ハイエース6型の変更点をパンフレットで確認
TOYOTA

事前に予想していた新型ハイエース6型での変更点は以下のとおり。

ちなみに今回はディーラーにお願いして新型ハイエースのパンフレットをもらいました。

左が新型の6型、右が私も乗っている5型のパンフレット。

5型と6型のパンフレット

パッと見は外観もほぼ一緒。

ドアミラーの変更は?

ドアミラーについては以前の記事にて以下の予想をしていました。

事前予想

ハイエース6型ではドアミラーが縦に拡大するようです。

公式パンフレットを確認したところ、確かに違うので予想的中です。

ドアミラー形状の違い

新型ハイエースでは、ランクルと同じ縦型のドアミラーに変更されました。

パンフレットではミラーの形状変更について詳しく触れられていませんが、6型ハイエースではパノラミックビューモニター(メーカーオプション)が採用されたのでこの形状になったようです。

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ラジエーターグリルの変更は?

グリルについてもおそらく変わるだろうという予想でした。

事前予想

ラジエーターグリルの形状も変更になるようです。それに伴って、現行モデルのハイエース5型のプリクラッシュセンサー(衝突防止システム)の設置場所が変わるのではないかという予想です。

公式パンフレットで確認。

グリル形状の違い

こちらも予想的中でラジエーターグリルが新しい形になり、プリクラッシュセンサーの位置が変更になりました。

ちなにに、Toyota Safety Sense(衝突回避支援パッケージ)の先進安全機能である以下の機能に変更はありません。

5型を踏襲している点
  • プリクラッシュセーフティ
  • レーンディパーチャーアラート
  • オートマチックハイビーム

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メーターディスプレイのカラー化は?

次はメーターディスプレイのカラー化です。

事前予想

「ハイエース5型」のメーターディスプレイは白黒ですが、「ハイエースの6型」からはカラー化するようです。

5型のメータディスプレイは白黒でしたが、今回の6型のメーターはカラー化しています。

下記が6型のパンフレットに記載されているメーター。

マルチインフォメーションディスプレイ

対して、私の乗っている前モデルのメーター。

マルチインフォメーションディスプレイ2

メインのタコメーターは5型よりシンプルになり、マルチインフォメーションディスプレイがカラー化して今まで以上に情報が整理された印象。

タコメーターは個人的には5型の方が主張してて好きかな。

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ガッツミラーの廃止は?

廃止が期待されていたガッツミラーが6型ではついに廃止されるのではないかという予想でした。

事前予想

ガッツミラーの廃止はかなり大きな変更点です。現行5型モデルではガッツミラーは標準装備になっており、そのまま取り外すと違法改造となってしまいます。

こちらは予想的中ならずで、表紙含め全ページにしっかりガッツミラーついてます。

パノラミックビューモニターがオプションなので、ガッツミラーは存続したということかな?

ということで、新型ハイエース6型でのガッツミラーの廃止は見送りです。

ただパノラミックビューモニターを装着した場合ガッツミラーを取り払っても車検には通るでしょう。

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純正タイヤの変更は?

ロードノイズ軽減のため、純正で採用されているタイヤが欧州連合の騒音規制に準じたものに変更になるのでは、という予想でした。

事前予想

純正のノーマルタイヤも変更になるようです。どうやら騒音軽減のためのようです。日本のタイヤによる騒音規制は2013年に欧州連合が採用している騒音基準に国土交通省も準じています。

確認してみましょう。

タイヤ変更

タイヤのサイズやインチ、扁平率は同じですが、「105L LT」から「105NLT」に微妙に変更になっています。

一応予想的中ですかね。。

パンフレットからはそれ以上の詳しい情報は得られませんでした。

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デジタルインナーミラーの採用は?

ハイエースは積荷が多くなることが多く、こちらも導入が期待されていた機能です。

事前予想

現行の5型にもインナーミラーはオプションでありますが、下の図のような「バックモニター内蔵自動防眩インナーミラー」という形を採用しており、バックミラーの一部にバックモニターを映し出す方式になります。

パンプレットで確認します。

デジタルインナーミラー

こちら、予想的中ですね。こちらはかなり可能性が高かったですが、予想通り採用されました。

デジタルインナーミラーが6型から採用されたので、積荷の高さにより後方視界を遮ってしまう場合でも後方の確認が安全にできるようになりました。

カメラ洗浄機能までついているようです。

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ハイマウントストップランプの廃止は?

ハイマウントストップランプとは、バックドア上部のブレーキランプのことです。

事前予想

「Garage11」の動画内で「ハイマウントの廃止」と仰っています。
「ハイマウント」とは「ハイマウントストップランプ」の事を指すと思いますので、この後方ランプがウェルキャブ(福祉車両)に限り廃止になりそうです。

ウェルキャブに限り廃止という情報でしたが・・・

福祉車両

パンフレットからも確認できず。結果、不明ですがおそらく変更なしです。

少なくとも公式ページの情報を見てもハイマウントストップランプが廃止されている写真は動画は確認できませんでした。

ウェルキャブの公式ページの動画も5型での使用方法のようです。

▶︎【ウェルキャブ】ハイエース 車いす仕様車

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横滑り防止機能の全車標準装備は?

横滑り防止機能(VSC &TRC)は5型も標準で装備していましたが、「Toyota Safety Sense」を非搭載の場合、VSC &TRCも外すことが可能でした。

しかし今回6型のパンフレットでは、そもそも非装着の選択肢がありません。

VSC

型のハイエースと同じく6型も「Toyota Safety Sense」を外すことは可能ですが、VSC &TRCのみ選択肢がないということで、完全な全車標準装備になったことになります。

よって新型ハイエースにおいて横滑り防止機能(VSC &TRC)は絶対的装備になったと言えます。

安全装備はなるべく全車標準にしてほしいので、これは良い変更じゃないかな。

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踏み間違い防止機能の追加は?

踏み間違い防止とは、アクセルの踏み間違いや踏み込みすぎによる衝突を緩和し、被害を軽減するシステムです。

事前予想

トヨタの踏み間違い時をサポートする安全機能は以下の三つに分かれます。

・インテリジェントクリアランスソナー

・スマートアシストIII

・踏み間違い加速抑制システム

「新型ハイエース6型」には、このいずれかの安全装置が標準で装備されると見て良いでしょう。

確認すると、インテリジェントクリアランスソナーがしっかりと導入されています。

クリアランスソナー

インテジイェントクリアランスソナーは、車庫入れや障害物に接近した時にブザーで警告するクリアランスソナーに、障害物を感知してエンジンの出力を抑えたり自動ブレーキ作動などが加わった機能です。

パノラミッックビューモニターやデジタルインナーミラーとあわせて、インテリジェントクリアランスソナーによりハイエースを運転しやすくなることは確実です。

年配の運転者の踏み間違い事故は多いので、これはしかるべき進化だと思います。

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待望のパノラミックビューモニター採用もレーダークルーズは見送り

待望のパノラミックビューモニター採用もレーダークルーズは見送り
TOYOTA

事前の予想記事では触れていなかったパノラミックビューモニターですが、新型ハイエースではしっかり追加された点は、評価すべき点です。

パノラミックビューモニターの追加でキャラバンと同じく真俯瞰での確認が可能になりました。

パノラミックビュー

ハイエースが初めての人や、大きな車の運転が比較的苦手な女性にとっては嬉しい機能だね。

反面レーダークルーズコントロール(前方車両に追従するクルコン)は採用されず、プリクラッシュセーフティー機能は5型をそのまま踏襲です。

ハイエースのようなキャブオーバーの作りでは、アダプティブクルーズコントロールの導入が技術的に難しいのかもしれませんね。

新型ハイエースの防犯面の進化は?

新型ハイエースの防犯面の進化は?
TOYOTA

200系でおそらく最後となるハイエース6型ですが、防犯面では新しい機能の追加等は見られませんでした。

6型ハイエースの盗難防止システム機能は以下です。

  • イモビライザーシステム
  • オートアラーム
  • ワイヤレスドアロックリモートコントロールキー

プリクラッシュセーフティ機能と同じく、防犯面は5型をそのまま踏襲する形となります。

やはり標準の防犯対策では心もとないので、自身で盗難対策は必須となります。

ハンドルロックなど、安価で効果抜群なものから導入すると良いです。

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新型ハイエース6型の燃費は?

新型ハイエース6型の燃費は?
TOYOTA

WLTCとは「Worldwide harmonized Light duty driving Test Cycle」の略称で、JC08モードと比べてよりリアルな走りに近い測定方法です。

事前予想

「ハイエース6型」より燃費基準も現在のJC08モード燃費からWLTCモード燃費に燃費基準が変更になりました。

事前の予想どおり採用されました。ディーゼルとガソリンモデルに分けて詳しく見てみます。

ディーゼル(JC08モード)

従来モードでは、標準モデルワイドモデルとも燃費に違いはないです。

また、今回6型から採用されたWLTCモードはガソリンのみの測定となります。

スーパーGLディーゼル 燃費性能(JC08モード)

車体JC08モード
5型ディーゼル(標準)2WD12.4km/L
6型ディーゼル(標準)2WD12.4km/L
5型ディーゼル(標準)4WD12.0km/L
6型ディーゼル(標準)4WD12.0km/L
5型ディーゼル(ワイド)2WD12.2km/L
6型ディーゼル(ワイド)2WD12.2km/L
5型ディーゼル(ワイド)4WDラインナップなし
6型ディーゼル(ワイド)4WDラインナップなし

ガソリン(JC08モード)

次はガソリンモデルの従来モードです。

こちらも微々たる上下はありますが、ほとんど変わりなしでした。

スーパーGLガソリン 燃費性能(JC08モード)

車体JC08モード
5型ガソリン(標準)2WD10.2km/L
6型ガソリン(標準)2WD10.6km/L
5型ガソリン(標準)4WDラインナップなし
6型ガソリン(標準)4WDラインナップなし
5型ガソリン(ワイド)2WD9.7km/L
6型ガソリン(ワイド)2WD9.6km/L
5型ガソリン(ワイド)4WDラインナップなし
6型ガソリン(ワイド)4WDラインナップなし

ガソリン:WLTCモード

ガソリンモデルのWLTCモード(6型のみ)です。

スーパーGLガソリン 燃費性能(WLTCモード)

スクロールできます
車体市街地モード
(WLTC-L)
郊外モード
(WLTC-M)
高速モード
(WLTC-H)
6型ガソリン(標準)2WD6.8km/L9.4km/L10.7km/L
6型ガソリン(ワイド)2WD6.5km/L9.2km/L10.0m/L
6型ガソリン(標準)4WD6.2m/L8.4km/L9.1km/L

感想としてWLTCモードでの測定はかなり現実的かな、と感じました。というのも私が乗っている5型ダークプライムIIの標準ボディガソリンモデルの燃費がこの数値にかなり近いためです。

やっぱり実燃費に近い表示してくれる方が、安心して乗れるし信頼感も増します。

燃費についての詳細は、下記の記事を参考に。

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気になるハイエース6型の車体価格は?

気になるハイエース6型の車体価格は?
TOYOTA

通常新モデルが旧モデルより安価になることはまずないです。

ハイエースは種類が多く複雑なので、一番人気のあるスーパーGLの標準ボディとワイドボディで比べてみます。

スーパーGL 標準ボディ車体価格(すべて税抜)

スクロールできます
車体本土北海道
5型ガソリン2WD
(標準)
2,754,000円2,773,000円
6型ガソリン2WD
(標準)
2,782,727円2,801,727円
5型ディーゼル2WD
(標準)
3,299,000円3,324,000円
6型ディーゼル2WD
(標準)
3,309,091円3,334,091円
5型ディーゼル4WD
(標準)
3,581,000円3,606,000円
6型ディーゼル4WD
(標準)
3,590,909円3,615,909円
(すべて税抜)

スーパーGL 標準ボディ車体価格(すべて税抜)

車体本土北海道
5型ディーゼル2WD
(ワイド)
3,430,000円3,455,000円
6型ディーゼル2WD
(ワイド)
3,440,000円3,465,000円
5型ガソリンル2WD
(ワイド)
2,995,000円3,012,000円
6型ガソリンル2WD
(ワイド)
3,005,455円3,022,455円
5型ガソリン4WD
(ワイド)
3,268,000円3,285,000円
6型ガソリン4WD
(ワイド)
3,278,182円3,295,182円
(すべて税抜)

いずれのモデルも値上がりしていますが思ったほどではないですね。

どのモデルも1万円〜3万円ほどの値上がりで収まってるね。

ただし新モデルということもあり、値引き額については5型ほどは見込めないでしょう。

5型の実際の見積もりについて知りたい方はこちら⬇︎

まとめ:6型は5型を踏襲をしてさらにブラッシュアップ

まとめ:6型は5型を踏襲をしてさらにブラッシュアップ
TOYOTA

ついに登場した新型ハイエース6型。

キャブオーバータイプ、200系としては最後かなと思いますが、安全面が強化されてさらに運転しやすいバンとなりました。

しかし最新の安全装備i以外は、ほぼ5型を踏襲した形のマイナーチェンジといえるでしょう。

最後に変更点のまとめです。

新型ハイエース6型での主な変更点
  • ドアミラーが縦長に
  • ラジエーターグリルが変更
  • メーター(マルチインフォメーションディスプレイ)がカラー化
  • デジタルインナーミラー追加(メーカーオプション)
  • インテリジェントクリアランスソナー追加(メーカーオプション)
  • パノラミックビューモニター追加(メーカーオプション)
  • 横滑り防止機能が取り外し不可に(全車必須)

ハイエースの購入を検討している人は参考にしてみてください。

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