ハイエースを購入しようか迷ってるんだけど。実際の使用感が知りたいな。
アウトドア・釣り・キャンプ・車中泊など、広い空間と積載量が魅力的なハイエース。
趣味を充実させるためにハイエースの購入を検討している人も多いと思いますが、通常のミニバンと使い勝手が色々と異なるのも事実。
わかるようでわからない違いがハイエースとミニバンにはあります。
そこで今回はハイエースをファミリユースとしての半年使用した私の感想を紹介します。
ハイエースの乗り心地について
まず始めに、私のハイエースの仕様は以下の通り。
- ガソリンエンジン
- ハイエース5型(ダークプライム2)
- 純正アルミホイール(15インチ)
- 足回りのカスタムはユーアイビークルスタビライザーのみ
2WDのガソリンエンジンでほぼノーマル、車高も購入時のままです。
ノーマルガソリン車の乗り心地は悪くない
個人的な感想ですがハイエースの上下にフワフワした乗り心地は嫌いではないです。
前車はスポーツサス仕様の欧州車で固めの乗り心地だったので、むしろハイエースのフワフワ感が割と好きです。
このあたりは個人的な好き嫌いですね。
ただ一般のクルマから比べると上下運動が多いのは確かなので、気になる人は足回りのカスタムをすると良いです。
以前の車では子供達が酔うことが多かったですが、ハイエースに乗り換えてから不思議と全く酔わなくなりました。
ローダウンやタイヤ選びで乗り心地は激変
ハイエースのフワフワ感は、車高が高いのと純正タイヤの扁平率が高い(厚い)点が影響していると考えます。
私はショップの勧めでスタビライザーを導入してロール軽減をしています。
現状、乗車中に凄くロールを感じるという経験ないのでスタビライザー装着は乗り心地改善に一定効果があると思います。
ツイートを見るに、ロール改善には一定の効果がありそう。
ローダウンや扁平率の低い(薄い)タイヤを履くと直進性能や安定性は向上しますが、地面からの振動を受けやすくなり、フワフワ感は減るものの乗り心地は基本的に悪くなります。
なおディーゼル車はガソリン車よりも振動や駆動音が大きいですが、以前のディーゼル車と比べると格段に良くなっています。
ガソリン車とディーゼル車の比較は下の記事で詳しく知ることができます。
横風の影響には注意
特に高速道路を走行している時ですが、想像していた以上に横風の影響を受けます。
80km程度の巡航時に追越車線を大型トラック(8トン級)が通過した際にハンドルを取られそうになったことが何度かあります。
地形や走行している状態などにもよりますが、特に雨などの天気の悪い際の走行時は気をつけましょう。
急な横風にも対応できるよう高速走行の時はハンドルを両手でしっかりと握ることをおすすめします。
ハイエース5型ガソリンの走りは?
ハイエースはディーゼルとガソリンの2つのエンジンがありますが、低速からも力強く4WDが選択できるディーゼルエンジンが人気です。
仕事でたくさんの荷物を積んだり、悪路や雪道を走る方はには四駆ディーゼルをお勧めしますが、私のように普段は街乗りでたまの休日にキャンプや車中泊を楽しむ程度の場合は、初期投資がかなり安くなるガソリンモデルも全然アリです。
ディーゼルじゃなきゃ絶対嫌!っていう人も多いけど、両方乗った私としては街乗りではほぼ変わりませんよ。笑
実際に私が購入した時の見積は下記記事で公開しています。
日常で力不足を感じる事はほぼなし
ガソリンエンジンはパワー不足という記事を目にしますが日常的に使用する分にはまったく問題ありません。
4型から採用された6速ATのおかげでスムーズに走れます。
5型ハイエースガソリンに乗ってる本人が言うんだから間違いなし。
もともとハイエースにスピードを求めていないし、高速道路でも平地で100km/h超ぐらいのクルーズは楽にできるので満足しています。
唯一不満を感じるとすれば、高速道路での登坂車線でもうすこしパワーがあればと感じるぐらいです。
静粛性と少ない振動が快適
ハイエースのガソリンエンジンに乗ってはじめて驚いたのが、静粛性と少ない振動です。
近年は乗り心地が良くなったとは聞いていたましたが、いざ実際に乗ってみると普通乗用車と変わらないレベルでガソリンエンジンの乗り心地は商業車とは思えない快適性です。
車内の快適性について注意点があるとすれば冷房。
後部座席の冷房が寒いぐらいに効きくので、小さいお子さんを後部座席に乗せる場合は冷えすぎに注意です。
我が家では寒くなったら切り、暑くなったらまた点けるというようなことが日々行われてます。笑
ハイエースの維持費について
ガソリン代の他、初期費用、毎年の車検代やメンテナンス費、自動車税等の税金など、ハイエースの維持費について以前乗っていた欧州車と比べての感想を伝えます。
軽自動車などとは比較対象にはならないのでその点はご留意ください。
ハイエースのガソリン代について
以前の車(欧州車)はハイオクで10km/L前後の燃費でした。
給油のペースは旅行や遠出をする月を除けばだいたい月1回したが、ハイエースに乗り換えてからは月に2回は給油をしています。
一回の給油の平均は7,000円前後(50リッター×約140円)です。
なので月のガソリン代は大体14,000円ぐらい。高い・・・。
ハイエースは満タンで70リッター入りますが、Eマーク近くで給油すると大体50リッター前後の給油量になるので、そろそろ給油だなと感じてからも意外に余裕があります。
ちなみに以前は月/9,000円前後だったので年間6万程増える計算です。
走行に掛かる費用はざっくり以下のとおりです。
燃費の比較
10km÷燃費7km(L)≒1.4385(L)
→ レギュラーガソリン代 140円(L)×1.4285(L)≒200円
10km÷燃費10km(L)=1.0(L)
→ ハイオクガソリン代 150円(L)×1.0(L)≒150円
なおディーゼルエンジンですと燃費はリッターあたり1〜2kmほど良くなるようです。
燃費については『ハイエースガソリン車の燃費は?カタログ値と実燃費を比較【ハイエース200系5型】』で検証しています。
ハイエースの税金・車検について
自動車税は39,500円から16,000円と以前に比べてかなり安くなりました。
差額が23,500円なので、月に1,958円。
前述のとおりガソリン代は以前から月6,000円ほどの負担増ですが、この約2,000円を相殺すると月の負担増額は約4,000円になり、結果年間の負担増額は48,000円程度になります。
ただしハイエースの車検は初回のみ2年、以降毎年必要なので結局年間の負担は増える可能性が高いです。
1回の車検代は通常の2年より若干安いと思うけど、毎年なので実質は同じぐらいがそれ以上になるね。
車検については車の状況にもよるので予測は難しいですが、こちらも『ハイエース自動車税の明細を公開します【200系5型ガソリン】』にて検証しているのであわせて一読下さい。
盗難や防犯への高い意識が必要
ハイエースを購入・維持する上で、普通の乗用車と一番異なる点は防犯対策かもしれません。
近年はドライブレコーダーを搭載する人も増えましたが、ハイエースの場合はさらに高い防犯意識が必要。
防犯対策費用として、最低でも5~6万程度は見ておいた方が良いでしょう。
ハイエースの盗難防止対策については『【2022年最新版】ハイエース盗難防止におすすめのアイテム8選』で詳しく紹介しています。
初期費用ゼロで買えるサブスクを利用する手も
今流行りのサブスクを利用して購入するのも賢い選択かもしれません。
ここ数年でカーシェアを始めて、車との付き合い方も様々な形が登場しています。
サブスクを使えば初期費用はゼロで、しかも月額27,000円からとリーズナブルな価格でハイエースを手に入れることも可能です。
浮いた初期費用でカスタムを充実させるのも楽しいので、予算と照らし合わせて検討しましょう。
まとめ:ハイエースの特性をしっかり理解しよう
今回は200系5型ガソリンについて6ヶ月インプレッションを紹介しましたが、あくまで個人的感想なので参考までに。
- ガソリンモデルの乗り心地は悪くないが横風には注意
- 燃費はお世辞にも良いとは言えない
- 車検は毎年だが自動車税は普通車より安い
- 防犯意識が必要なのはハイエースならでは
トータル的には普通車より維持費がアップする可能性があるので、ハイエース購入を検討する場合は自分のクルマとのランニングコストの違いを比較検証するのが大事。
年間の維持費を算出してくれる自動車ランニングコスト計算サイトを活用すると、生涯にかかる費用を簡単に知ることができますよ。
今回は以上です。
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