中古ハイエースを購入する際の注意点【中古車のメリットとデメリット】

中古ハイエースを購入する際の注意点【中古車のメリットとデメリット】

中古で買う時の選び方のポイントは?そもそもハイエースを中古車で買うのはどうなの?

ベースが商用車とは言えど新車で購入すると結構な金額になるハイエース。

オプションによってはアルファード・ヴェルファイアや、ヴォクシー・ノアといったミニバンと変わらないか、それ以上の金額にもなり得ます。

貨物車両ベースなのに、ハイエースは高すぎる・・・。

そんなわけで、車両は中古で安く抑えてDIYやカスタムにお金をかけたいという考えの人も多いことでしょう。

なので今回はハイエースを中古車で買う時のメリット・デメリットと注意点について紹介します。

目次

中古車で購入するメリットデメリット

中古車で購入するメリットデメリット

中古車はメリット・デメリットを把握した上で購入を決めるのが重要。

特にハイエースは需要が多く高値で取引されます。

場合によっては中古で買っても新車と変わらない金額になることがあるので注意が必要です。

中古車で購入するメリット

中古車で購入する一番のメリットは新車と比べて車体価格が安いことでしょう。

タイミングや縁があれば新車よりかなり安くハイエースのオーナーになれるチャンスもあります。

車体が安く済む分、カスタムにお金をかけれるのは嬉しいね。

いずれにせよ中古車を買う場合は即決せず、色々な店舗で吟味するべきです。

中古車のメリットは以下の通り。

中古車でハイエースを買うメリット
  • 車両価格が安く済む
  • ワンランク上の車に乗れる場合がある
  • 生産終了モデルなど希少な車両も購入可
  • 納期が早い

特に昨今はコロナウィルスで全世界的に減産傾向にあり、半導体不足から新車の納品は半年以上かかることも普通になっています。

そんな中で中古車であればすぐにでも乗り出すことができるのも大きなメリットです。

中古車で購入するデメリット

一番のデメリットは車の状態がわかりにくい点です。

購入後乗ってみて初めて分かるのが中古車であって、その点は新車より車体価格が安い分のリスクと考えなければなりません。

また年式の古い車体は新車に比べて部品等の交換サイクルが早く故障しやすい事がありますが、アフターケアについては新車に劣ることが多いです。

中古車はあたりはずれがあるのが一番の悩みどころ。

中古車でハイエースを買うデメリット
  • エコカー減税が適用されない場合が多い
  • 車両の状態を見極めるのが困難
  • アフターケアが薄い

中古車の場合、アフターケアはオプション料金が必要な場合がほとんどなので確認が必要です。

ハイエースを中古車で購入する際の注意すべき点とは?

ハイエースを中古車で購入する際の注意すべき点とは?

ハイエースを中古車で購入する際にはいくつかの点に配慮する必要があります。

主に以下の2つです。

ハイエースを中古車で購入する時の注意点
  • ハイエースの特性を知っておく
  • できれば専門店で購入する

順番に説明します。

ハイエースの特性を知っておく

一般的な中古車専門店でハイエースを購入する場合、ディーラーのように車体についての詳しい性能や特性を店頭で知ることは難しいです。

また中古車は試乗が出来ない場合もあり、勢いで買ってしまうと思っていた乗り心地と違ったりすることも。

ハイエースは運転席の下にエンジンを配置する「キャブオーバー」を採用しており荷台部分を広く使える反面、エンジンの振動が伝わりやすく静音性もミニバンなどに比べると低いです。

中古車のハイエースはローダウンして足回りをカスタムしていることが多いですが、基本的に車高を下げるほど地面からの振動が伝わりやすく乗り心地は悪くなります。

少しでも乗り心地を良くしたい場合は、ノーマル車高で純正タイヤを装着した車体を選択するのもオススメ。

初めてハイエースに触れるという方は、事前に公式HPやディーラーなどで車体についての最低限の情報を収集しましょう。

できればハイエースの中古車専門店で購入を

ハイエースの中古車を選ぶ際に難しいのが、車体の状態です。

ハイエースは国内だけでなく海外でも大人気で需要の高い車でかなりの走行距離でも普通の車では考えられない値段がつくこともあります。

10万キロ超えでも100万以上の値段がつくこともあるとか。

ハイエースの中古は普通のクルマと比べて異常にリセールが高いよね。

街中の中古車販売店ではハイエースの入庫数は多くないので、入庫と同時に即売れることがほとんどなので、多少状態が悪く多少高くても売れる傾向にあります。

つまり中古車でハイエースを購入する場合は、状態を見極める目が必要になる場合があるということです。

実際、「状態を見極めるなんて無理」という人がほとんどだよね。ハズレをつかまされたら目も当てられない。

個人的には中古のハイエースを買う場合は、街場の中古車センターではなく、ハイエースを専門に扱うショップで探すことをオススメします。

お住まいの近くに専門店がない場合でも、少し足を運んででも専門店で相談するのが安心かなと思います。

ハイエース取り扱い専門店については下記記事で詳しく紹介しています。

中古車購入のオススメモデルは?

中古車購入のオススメモデルは?

「中古車でハイエースを買う」という選択肢を取る場合、どのモデルを選べばいいのでしょうか。

状態が良いものを買うのは大前提ですが、ハイエース200系は現在で5代目となり1型から6型まであるのでその点も踏まえる必要があります。

「ハイエース200系」は3型以降のモデルが安心度が高い

ハイエース200系は1型・2型と、3型~6型で大きな違いがあります。

それはイモビライザーの有無です。

2012年(平成24年5月)以降の3型後期モデル以降からはイモビライザーが標準装備となりました。

イモビライザーは、電子照合システムにより専用のキー以外でのエンジンの始動を不可にする盗難防止システムですが、これにより盗難抑止効果が高まりました。

実際にハイエースの盗難事件はイモビライザーを搭載していない2型以前が圧倒的に多い結果となっています。

もうひとつは2型のハイエースのDPRの不具合の報告が非常に多い点です。

DRPとは

DPRとは排気ガス触媒の事で、DPRに不具合が出るとエンジンパワーに制限がかかり速度が出なくなるというトラブルが当時頻繁に起きました。

ちなみに3型以降は改善されDPRの不具合は劇的に減っています。

以上の二つを踏まえると、中古車で購入するのであれば3型以降がベターです。

有名中古車サイトを比較してみる

大手中古車販売サイトのグーネットとカーセンサーで以下の条件で検索し、金額を調べてみました。

かなりの数があるので、イモビライザー未装着の1・2型、DPRの不具合のある2型を除く3型以降のスーパーGL(ダークプライムシーリーズ含む)という条件にしました。

検索条件
  • 走行距離5万キロ未満(買取価格が比較的高い)
  • ハイエースバン3型~5型、グレードはスーパーGL(またはダークプライム)
  • 標準ボディ、標準ルーフ
  • 修理歴なし
  • 未使用者、エアロ車、キャンピングカー仕様等除

結果は以下の通りです。

▶2サイトでの中古価格比較

スクロールできます
サイトエンジン最安値最高値
グーネットガソリン164万円319万円
グーネットディーゼル239万円488万円
カーセンサーガソリン189万円359万円
カーセンサーディーゼル315万円509万円
※表示金額は税抜、車両価格のみ(支払い総額ではない)

ガソリンエンジンで最安値164万円~最高値で359万円、ディーゼルエンジンで最安値239万円~最高値509万円という結果となりました。

最安値で80万円以上の差があるのはディーゼルエンジンの頭数がほぼ4WDでディーゼルの2WDが少ないためでしょう。

実際新車の場合でもガソリンエンジンとディーゼル4WDでは車体価格に90万円ほどの差があり(ディーゼル2WDとの差額は60万円程度)、その結果に近い形です。

対して最高値販売100万以上の差がありますがこれは内装やオプションがピンキリ。

おそらく50周年特別仕様車などのスペシャルカーがこの差だね。

新車購入と比べてもそこまで差がでないのが、ハイエースの人気高さを物語っていますね。

感覚値にはなりますが、走行距離が浅く程度のよいハイエースを買おうとすると、ガソリンで280万~300万前後、ディーゼル4WDでは380万円以上になるイメージです。

資産価値重視ならスーパーGL・ディーゼルモデル

ハイエースは市場での需要が非常に多く、値下がりがしにくいため資産価値の高い車です。

中でもスーパーGLのように内装を重視したグレードで、かつトルクフルなディーゼルモデルを購入することで、売却する際にも高値がつきやすいです。

グレードについても下記で徹底解説していますので参考にしてください。

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【下取りはちょっと待った!】買取り査定の重要性

【下取りはちょっと待った!】買取り査定の重要性

ハイエースを中古で買う時に今のクルマを下取りに出し資金に充てる場合、ちょっと待ってください。

ここでは私がハイエースを購入したときに使った査定の方法をご紹介します。

「下取り」と「買取」の違いについて

「下取り」とは乗っていた車を引き取る代わりに、その分の査定額を購入する車の代金から差し引くことを意味するのに対して、買取とは単純に今乗っている車を売却することを意味します。

この「下取り」と「買取」の意味を深く考えず、なんとなく下取りをお願いして損をしてしまった人が多くいます。

「買取」を選択していればもっとお得だったかもしれないのです。

こういった損をしないためにも下取りに出す前にまず買取査定を必ず行ってください。

一括査定で買取りの相見積もりを

私自身もハイエースを購入するにあたり、それまで乗っていた車をディーラーで下取り査定を頼みましたが想像以上に安い金額でした。

まあ年式も古いので仕方ないか・・・そういう思いもありましたが、ダメ元でネットでの買取の「一括査定」を申し込み5社から見積を入手。

ネットでの一括査定の良いところは、事前に情報を入力することでメール等で概算の金額を提示してもらえる点。

結果、3社でディーラーより良い条件が出ました。

自分の車の価値が市場でどれくらいなのかを知ることができますし、複数業者の査定による車の買取り価格を知っておくことは、購入する際の下取り交渉にも役立ちます。

一括査定は相見積もりですので、ディーラーなど1社との直接交渉よりも良い条件が出やすい傾向にあります。

自身の納得いく金額がでれば下取りではなく買取にすべき。

一括査定の申込はもちろん無料で、車両情報と住所・氏名・連絡先等を入力するだけなので、多少面倒でも車の買い替えの際は必ず利用した方が良いです。

▶︎中古車買取査定市場で査定してみる

買取り保障のある業者に売ろう

買取業者を決める際にもうひとつ重視したいのは、「買取保証」です。

愛車を査定してもらった際に、買取額が0円とだった・・・という方もいるかもしれません。

私も13年乗っていたのでディーラー査定ではほぼ買取額がゼロでした。

しかし買取業者には買取保証を設けている業者もあります。

例えば、「どんな状態でも10万円で買取致します」などといったフレーズを聞いたことはありませんか?

「買取額がつかなかった」「思った以上に安かった」と買取見積もりを1社、2社で諦めるのは非常にもったいないです。

そういう意味でも一括査定は少なくとも数社からの見積もりが取れるのでぜひ積極的に活用してください。

▶︎中古車買取査定市場で査定してみる

まとめ:ハイエースの中古車を買うときは事前知識が必須

まとめ:ハイエースの中古車を買うときは事前知識が必須

ハイエースの中古車を購入する点のメリットデメリットを紹介しました。

中古で買うことに不安がある場合は、ハイエースに詳しい友人などと一緒に訪問し、意見をもらうことも効果的。

長くなりましたが、最後にまとめです。

中古ハイエースを購入する時の注意点まとめ
  • ハイエースが初めての人は事前知識を入れておく
  • 中古で買う場合、詳しい人を連れていくか信頼できるショップで
  • グレードはスーパーGLの3型以降、5万キロ以下の程度の良いもの
  • リセール価格を重視する人はディーゼルを選択
  • 愛車の売却は下取りではなく一括買取査定で少しでも高く売る

皆さんが良い状態のハイエースに出会えることを祈っています!

中古ハイエースを購入する際の注意点【中古車のメリットとデメリット】

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