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「GoPro HERO8 Black」はどのあたりが凄いのかな?「 HERO7 Black」からの買い替えって必要なの?
ついに登場した「GoPro HERO8 Black」。
最近のGoProの進化には目を見張るものがあり、「GoPro HERO8 Black」の登場を待ちわびた人も多いと思います。
「GoPro HERO7 Black」のハイパースムース機能やタイムワープは既に凄い機能ですが、「GoPro HERO8 Black」では更に進化しているのか。
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HERO7もかなり凄かったけど、HERO8の性能はいかに。
この記事では両者の性能を比べつつ、「GoPro HERO7 Black」ユーザーは買い替えの必要があるかどうかを中心に解説します。
「GoPro HERO8 Black」と「GoPro HERO7 Black」のスペック比較
![「GoPro HERO8 Black」と「GoPro HERO7 Black」のスペック比較](https://14blog.net/wp-content/uploads/2019/10/5-2.jpg)
「GoPro HERO8 Black」と「GoPro HERO7 Black」の各スペックを下記にまとめてみました。
発売日 | 2019年10月25日 | 2018年10月25日 |
センサー | CMOS | CMOS |
画素数 | 1200万画素 | 1200万画素 |
サイズ | H48.6×W66.3×D28.4mm | H44.9×W62.3×D33mm |
重量 | 126g | 116g(フレーム付き142g) |
動画性能 | 4k:60・30・24fps 2.7K:120・60・30・24fps 1440p:120・60・30・24fps 1080p:240・120・60・30・24fps 低解像度:なし | 4k:60・30・24fps 2.7K:120・60・30・24fps 1440p:120・60・30・24fps 1080p:240・120・60・30・24fps 960p:240・120fps 720p:240・120fps |
手振れ補正 | 安定化機能「HyperSmooth2.0」 ブーストモード | 安定化機能「HyperSmooth1.0」 |
タイムラプス | TimeWarp 2.0(速度変化) ナイトタイムラプス(夜景モード) | TimeWarp ナイトタイムラプス(夜景モード) |
画角 | SuperView(最も広く撮れる) 広角(GoProを象徴する視野角) リニア(歪みのない視野角) 狭角(スマートフォンと同等の視野角) | SuperView(最も広く撮れる) 広角(GoProを象徴する視野角) 魚眼無効(挟角) |
写真性能 | RAW撮影・HDR対応・ナイトフォト対応・12 MP (スーパーフォト搭載) | RAW撮影・HDR対応・ナイトフォト対応 12 MP (スーパーフォト搭載) |
音声形式 | ステレオ音声、RAW形式 | ステレオ音声、RAW形式 |
顔認証 | 顔・笑顔・まばたき+シーン検出 | 顔・笑顔+シーン検出 |
防水 | 10m | 10m |
ハイフレームレート | 120fps(2.7K・1440p)、240fps(1080p) | 120fps(2.7K・1440p)、240fps(1080p) |
マウント | ビルトインマウント | 別売り |
電源 | USB-C、HDMIはメディアモジュラー | USB-C、マイクロHDMI |
メモリー | マイクロSD:Class10・UHS1以上 | マイクロSD:Class10・UHS1以上 |
価格 | 50,800円 | 5万3000円 → 40,800円(値下げ) |
こうやって見ると「GoPro HERO7 Black」のスペックも充分すぎるほどの性能です。
「GoPro HERO8 Black」の発売で金額が1万円以上値下がりした「GoPro HERO7 Black」のコストパフォーマンスが更に良くなりました。
HERO8の進化している気になる点をまとめると以下のあたり。
- 手ぶれ補正の強化(ハイパースムーズ2.0)
- タイムワープ2.0
- ビルトインマウント方式の採用
- モジューラーによる拡張性アップ
- 画角の種類の増加
- バッテリーの変更
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HERO7ユーザーとしては画角の種類が増えたのは羨ましい。
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ハイパースムーズが2.0に進化で手振れ補正は過去最強
「GoPro HERO8 Black」には「ハイパースムース(HyperSmooth)」という手振れ安定化機能の「ver.2.0」が搭載され更に進化しました。
▶Go Pro HERO7との性能比較(サンセットスタジオTV)
▶【最速】GoProHero8はHero7からどれだけ進化したのか?(uzumax)
動画を見る限り上下の激しいブレにより強くなった感じ。
歩きではあまり差はでてないですが、手持ち走りなどの上下運動が入った場合はかなりの違いが出るイメージです。
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ブーストモードともなるともはや異次元レベルの手振れ補正です。マウンテンバイクやバイクツーリング、ハイキングなどの動きの激しい撮影に最適です。
また「GoPro HERO7 Black」の時にはモードに制限がありましたが、ハイパースムーズ2.0は全ての解像度とFPSで使用可能な点も嬉しいです。
GoProシリーズと並び使い勝手抜群のジンバル搭載小型カメラ「Osmo Pocket(オズモポケット)」レビューもぜひ参考にしてください。
▶︎ジンバル搭載の超小型カメラ「DJI Osmo Pocket」がヤバイ!動画ライフが変わるかも!?
タイムワープ2.0で表現力アップ
タイプワープ(TimeWarp)はタイムラプス動画を移動しながら撮影する機能で「GoPro HERO7 Black」から搭載されました。
通常のタイムラプスはカメラを固定して撮影するのに対し、タイムワープはカメラを移動させながら撮影したタイムラプスだと考えれば分かりやすいと思います。
この機能が今回パワーアップして、撮影時にリアルタイムでタイムワープと通常速度を切り替えられるように。
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今まではプレミアプロみたいな編集ソフト上でしていた表現が撮影段階からできるのは大きいね!
具体的な感じは「KAZUチャンネル」のタイムワープ動画を見るとわかりやすいです。(8分30秒あたり)。
このタイムワープ2.0は「GoPro HERO8 Black」の強力な手振れ補正性能によりなせる業ですね。
▶GoPro HERO8 レビュー(カズチャンネル)
ビルトインマウントかつ小型化
「GoPro HERO7 Black」はが本体にマウント取り付け部がなく、マウント用フレームを本体に装着してアクセサリー類を取り付ける必要がありました。
しかし「GoPro HERO8 Black」では本体に折り畳み式のマウント取り付けが採用されたので、フレーム装着が必要なし。
![HERO8 イメージ](https://14blog.net/wp-content/uploads/2019/10/8-1.jpg)
![](https://14blog.net/wp-content/uploads/2020/05/似顔絵.jpg)
撮影時のフレーム取り付けがいらず持参するアクセサリーが一つ減らせます。
サイズは「幅が4mm・高さが3.7mm」アップしたため、本体が10g重くなりましたが、マウント用フレームを装着した状態で比べると「GoPro HERO7 Black」よりも小さく軽い(HERO7のフレーム込みは142g)ため実質は小型化しています。
モジュラー採用で拡張性アップ
「GoPro HERO8 Black」はモジュラー方式を採用し、機能拡張性がアップ。
マイクやHDMI出力ポートの「メディアモジュラー」、自撮り用の折り畳み式の1.90インチディスプレイ「ディスプレイモジュラー」、水深10mの防水性能を兼ね備えたLEDライト「ライトモジュラー」が利用できます。
▶モジュラー画像(左からメディアモジュラー、ディスプレイモジュラー、ライトモジュラー)
![GOPRO HERO8 モジュール](https://14blog.net/wp-content/uploads/2019/10/1-3.jpg)
価格はメディアモジュラーとディスプレイモジュラーが9,600円、ライトモジュラーが6,100円です。
撮影画角が4バリエーションに!リニア撮影がうれしい
「GoPro」はアクションカムなので超広角がウリ。
しかし「GoPro」以外で撮影した映像と併せて編集する場合、GoPro映像はゆがみ補正をする必要があります。
![](https://14blog.net/wp-content/uploads/2020/05/似顔絵.jpg)
アクションカムの広角は便利だけど、個人的にゆがみのきつい映像があまり好きではないんだよね・・・
しかし今回の「GoPro HERO8 Black」は撮影の画角が以下4つに増加。
- uperView(最も広く撮れる)
- 広角(GoProを象徴する視野角)
- リニア(歪みのない視野角)
- 狭角(スマートフォンと同等の視野角)
個人的に特に嬉しいのはリニア角で、アクションカム特有のゆがみを抑えたフラットな写りが期待できます。
挟角よりは広く広角よりは狭い。一眼レフカメラでいう標準画角といった立ち位置になります。
バッテリー・SDカードスロット・接続端子
「GoPro HERO8 Black」はマウント取り付け部が本体下部についたために、バッテリー・SDカードスロット・接続端子が横に移動しました。
「Go Pro HERO7 Black」は各種取り外しや接続時にはフレームから本体を取り出して、下部にあるバッテリー・SDカードスロット、接続端子を開けてた作業が簡略化されました。
「GoPro HERO8 Black」のマイナスポイント
![「GoPro HERO8 Black」のマイナスポイント](https://14blog.net/wp-content/uploads/2019/10/4-2.jpg)
これまでの性能を見ると分かるように、かなりの面でパワーアップした「GoPro HERO8 Black」。
無双状態ですが弱点がないわけではないです。
物理ボタンの操作レスポンス
「GoPro」シリーズで一番残念なのが操作レスポンスです。
「GoPro HERO7 Black」についても、電源のオンオフやディスプレイのタッチ操作感度は良いとは言えません。
特に電源のオンオフについては反応が悪く、電源をオフにしようと長押ししても反応していないような事が多々ありました。
今回の「GoPro HERO8 Black」は操作レスポンスが改善されるのではないかと期待していましたが、どうやらあまり変わらないようです。
![HERO8 横から](https://14blog.net/wp-content/uploads/2019/10/9-1.jpg)
ライバルの「DJI OSMO ACTION」の操作性がかなり高いため、この部分にストレスを感じる人は「DJI OSMO ACTION」の方が気持ちよく使えます。
![](https://14blog.net/wp-content/uploads/2020/05/似顔絵.jpg)
「GoProHero8」よりも値段も安いし操作性とコスパ重視なら「DJI OSMO ACTION」はいい選択肢だね。
暗所性能は変わらず
ユーチューバーさんなどのレビューを見ていると「Go Pro HERO8 Black」になっても暗所性能は「GoPro HERO7 Black」とほぼ変わらないようです。
ただし「GoPro HERO7 Black」の時にあった暗所でハイパースムース機能を使用すると画面が滲むような現象については改善しているように見受けられます。
![](https://14blog.net/wp-content/uploads/2020/05/似顔絵.jpg)
暗唱性能はもう少し改善してほしかったです。
▶︎【夜間撮影】GoPro HERO8 Blackの暗所性能テスト【ハイパースムーズ 2.0】
新しいバッテリーの採用
「GoPro HERO8 Black」では新規格のバッテリーを採用しています。
これは新しく追加された高機能に対応するためで、従来のバッテリーも使用できますが一部の機能は新しいバッテリーのみ対応です。
「GoPro 」の運用には予備バッテリーは必須。
「GoPro HERO8 Black」に買い替えはバッテリーの買い替えも必然となる点、要注意です。
![](https://14blog.net/wp-content/uploads/2020/05/似顔絵.jpg)
私も互換バッテリーを3つ予備で使ってるけど、この買い替えは結構痛いです。
「GoPro HERO7 Black」から「GoPro HERO8 Black」への買い替えは?
![「GoPro HERO7 Black」から「GoPro HERO8 Black」への買い替えは?](https://14blog.net/wp-content/uploads/2019/10/2-2.jpg)
ここまで「GoPro HERO8 Black」の素晴らしい機能の数々を紹介してきましたが、「GoPro HERO7 Black」ユーザーは果たして乗り換えをすべきか。
下取りなども考慮しながら検証してみます。
「GoPro HERO7 Black」の買取り価格は?
まずは「GoPro HERO7 Black」の買取り価格を調べてみました。
別の記事で「RX100M5A」から「RX100M7」への買取りを検証したマップカメラで調べます。
マップカメラの買取り価格は16,500円(ワンプライス買取り)。
※2019.10月時点
![HERO7買取](https://14blog.net/wp-content/uploads/2019/10/1-4.jpg)
意外と安いです(笑)。
これをマップカメラの下取り10%アップを利用するとしたら、16,500円×1.1=18,150円
下取り利用での買取価格は18,150円と考えられます。
商品に欠品がなければ見積表示価格のそのままで買取りをしてくれるマップカメラの買取サービス。
これに対し「GoPro HERO8 Black」の税込み購入価格は55,800円だから、その差額は37,650円。
![HERO8 決済](https://14blog.net/wp-content/uploads/2019/10/6-2.jpg)
![](https://14blog.net/wp-content/uploads/2020/05/似顔絵.jpg)
う〜ん、差額37,650円は
正直微妙だな。
「GoPro HERO8 Black」の新しい目玉機能は、ハイパースムース2.0やタイムワープ2.0、モジュラー採用による拡張性アップ、ビルトインマウント。
主にこの4つの機能アップに対してこの金額を払うことができるかどうか、という判断になりますが、既存モデルの「GoPro HERO7 Black」もとても優秀なアクションカメラです。
このあたりを総合して考えると、「GoPro HERO7 Black」を下取りにしてプラス37,650円支払う価値があるかと言われると、個人的には正直微妙です。
![](https://14blog.net/wp-content/uploads/2020/05/似顔絵.jpg)
個人的には暗所性能に向上が見られない点、モジュラー採用によりプラスで出費がかかる点が引っかかるね。
よって、私は今回の「GoPro HERO7 Black」から「GoPro HERO8 Black」への買い替えはしないことにしました。
まとめ:「GoPro HERO7 Black」からの買い替えは微妙かも
![まとめ:HERO7からの買い替えるほどではないかも](https://14blog.net/wp-content/uploads/2019/10/3-2.jpg)
「GoPro HERO8 Black」のスペック確認と「GoPro HERO7 Black」からの買い替えの検討。
私は今回見送ることになりましたが、「GoPro HERO8 Black」が魅力的なカメラなのは疑いの余地がないです。
もしこれからアクションカムを買う人は「GoPro HERO7 Black」にプラス1万円で購入できる「GoPro HERO8 Black」の方が今後のリセールも考えるとお得でしょう。
以下が私の結論です。
- これからアクションカムを買う人は満足度が高いので買って良し
- 「GoPro HERO7 Black」からの買い替えはよっぽどでない限り見送りが無難
もしどうしても迷うは、カメラのレンタルサービスで一度試してみるのも良いかもです。
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今回は以上になります。
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