ソニーのAPS-Cフラグシップカメラ「a6600」と「a6500」とのスペックを徹底比較

ソニーのAPS-Cフラグシップカメラ「a6600」と「a6500」とのスペックを徹底比較

新しい「α6600」は現行のフラグシップ「α6500」とどこが違うのかな?

こんにちは。ichi(@ichi_14blog)です。

ソニーから2019年11月に発売されたAPS-Cサイズのフラグシップカメラ「α6600」。

これまでのフラグシップモデルである「α6500」の後継機になる「α6600」はどのような点が進化したのか?

「α6500」ユーザーでもあった私が徹底解説!

この記事では既存フラグシップモデル「α6500」と新モデル「α6600」の違いを検証します。

目次

ソニーAPS-C新フラグシップ「a6600」とは?

ソニーAPS-Cフラグシップミラーレス一眼カメラ「a6600」とは?
https://www.bhphotovideo.com

「α6600」はソニーが2019年8月末に発表したAPS-C最高峰ミラーレス一眼カメラです。

現在のミラーレス一眼市場をけん引するソニーの最新技術を盛り込み、手振れ補正機能も搭載したハイエンドAPS-Cミラーレス一眼カメラですが、「α6600」の発売と同時に「α6100」というエントリモデルのミラーレスカメラも発表されました。

ソニーAPS-C ラインナップの変化
  • エントリーモデル
    α6300 → α6100(自撮り対応・手振れ補正なし・PP使用不可)
  • スタンダードモデル
    α6300 → α6400(自撮り対応・手振れ補正なし・PP1~PP10)
  • フラグシップモデル
    α6500 → α6600(自撮り対応・手振れ補正あり・PP1~PP10)

これによりラインナップは、大きく3つの棲み分けに。

先行して発売された「α6400」と同じく「α6100」及び「α6600」はいずれも180度のチルト液晶モニターを採用したため、「α6500」を除くすべてのAPS-C機に自撮りが可能になりました。

「α6600」と「α6500」のスペック比較

新モデル「α6600」は「α6500」の後継機として各機能が正当進化。

有効画素数・EVF・背面モニターは「α6500」と同等ながらも最新世代のBONZ Xを搭載し、最大ISO感度も大幅アップしました。

AF関連は「a6400」で搭載されている最新の性能をそのまま引き継いでいます。

▶α6500とα6600のスペック比較

スクロールできます
項目α6500α6600
発売日2016年12月2日2019年11月1日
センサーAPS-C(Exmor CMOSセンサー)APS-C(Exmor CMOSセンサー)
画像処理エンジンBIONZ X最新世代のBIONZ X
有効画素数2420万有効画素2420万有効画素
EVF235.9万ドット235.9万ドット
背面モニター92.1万ドット92.1万ドット
ボディ内手振補正5軸補正 5.0段5軸補正 5.0段
最大ISO感度常用:100-25600、拡張:51200常用:100-32000、拡張:50-102400
AFエリア425点(像面位相差AF)
169点(コントラストAF)
425点(像面位相差AF)
425点(コントラストAF)
AF速度0.05秒0.02秒
モニター可動域チルト式 上約90度・下約45度チルト式上約180度・下約74度
内蔵フラッシュありなし
連続撮影可能枚数RAW:107枚、RAW+JPEG:100枚RAW:46枚、RAW+JPEG:44枚
連写性能最大秒間11コマ最大秒間11コマ
被写体追尾AFロックオン式リアルタイムトラッキング
瞳AF(静止画)〇(人物のみ)〇(人物・動物対応)
瞳AF(動画)なしリアルタイム瞳AF(人物のみ)
動画性能4K30p 100M4K30p 100M
インターバル撮影専用アプリにてボディ内で可能
ヘッドフォン端子なしあり
ピクチャープロファイルPP1~PP9PP1~PP10
バッテリーNP-FW50NP-FZ100
重量410g、総重量:453g418g、総重量:503g
価格実勢10万前後実勢15万円前後

自撮りができるようになったのもかなりポイント高いです。

動画瞳AF対応とボディ内手振れ補正

「α6400」では瞳AFにて人物だけでなく動物にも対応しましたが、動画対応は不可でした。

しかし「α6600」では動画時もリアルタイム瞳AFに対応(人物のみ)に。

「α6400」の最新性能をそのままに「α6500」にも搭載されている手振れ補正機能をプラスしたいいとこ取りのカメラです。

▶︎5軸のボディ内手ブレ補正

動画時のリアルタイム瞳AF対応で、人物録りがますます捗りそう。

「α6600」の手振れ補正については別の記事でもアップしています。👇

ピクチャープロファイルPP10(HLG)が使用可能

従来のフラグシップモデルである「α6500」のピクチャープロファイルはPP1~PP9までしか対応していなかったので、S-LOG撮影は可能ですがPP10(HLG撮影)には対応していません。

しかし「α6600」にはフルサイズ機のa7Ⅲをはじめ、「α6400」や高級コンパクトデジカメラインの「RX100M7」にも搭載されているHLGモードが使用可能です。

HLG撮影を行いたい人には「α6600」はかなり使い勝手の良い機材です。

S-LOG撮影とは

ダイナミックレンジを広く記録するため、白飛びや黒つぶれを抑えることが可能です。

撮影時はモヤのかかった眠たい画質になりますが、カラーグレーディングやLUTを適用したときにより自由度の高い映像表現をすることが可能です。

▶︎α7S II – Picture Profile S-Gamut/S-Log2 Before/After Color Grading

S-LOG撮影→LUT適応動画のように、LOG撮影をしておけば後に色々なLUTを適用することで様々な階調で豊かな表現をすることができます。

S-LOG撮影は、いわば事後処理前提の下準備用の撮影方法と言えます。

HLG撮影とは

HLGとは、「ハイブリッド・ログ・ガンマ」の略で、NHKとイギリスBBCが開発したテレビ放送向けの高画質技術(ハイダイナミックレンジ)の国際規格の一つ。

従来のガンマカーブと似ているため放送向きでガンマとLOGのあいのこのような立ち位置です。

撮影した映像はLOGほど眠たくなく、扱いやすい方式として最近のカメラには搭載されているピクチャープロファイルで、ソニー機ではPP10がHLGとなります。

YouTuberのよっちゃんさんが解説されているLOGとHLGとの使い分けについての動画がめっちゃ参考になります。

▶︎HLGモードについて(SONY α6400で映像始めたい方向けのモード)

バッテリー持ちが約2.2倍にアップ

バッテリーは大容量2280mAhのインフォリチウム対応の「NP-FZ100」に変更。

ソニーのフルサイズ「α7III」などに使用されているバッテリーで、従来の「NP-FW50」と比べると約2.2倍の容量となり静止画の最大撮影枚数や連続動画撮影時間も2倍以上に。

対して「α6500」はバッテリーの持ちが良いとは言えず、バッテリーは常時予備が必要です。

純正バッテリーは高いから、互換バッテリーを購入して常に3つ持ち歩かないといけないんだよね。

「α6600」ではバッテリーの改善により、ちょっとした撮影なら予備バッテリーなしで撮影ができます。これは「α6500」ユーザーからは大変うらやましい点です。

性能もアップしたが価格もアップ

「α6500」の発売当時価格が13万前後だったのに対して、「α6600」は実勢価格で16万円前後。

16万円となると数万円足せばフルサイズ機のa7Ⅲに手が届く価格です。

例えば「α6500」を下取りに出して入れ替えるとするとどうでしょう。

  • 「α6500」の下取価格・・・約6.5円
  • 「α6600」の実勢価格・・・約16万円

その差は約10万円と結構な差になります。

10万円の差となると、APS-Cのいいレンズが買えるのでちょっと悩ましい金額。

お手頃なエントリーモデル「a6100」

お手頃価格なエントリーモデル「a6100」
https://www.pcmag.com/

「α6100」は「α6000」の後継機モデルとなり「a6400」の弟分といった立ち位置です。

「α6400」や「α6600」のようなピクチャープロファイルを所持せず動画性能を抑えた分、静止画に特化して安価を実現したエントリーモデルです。

「a6100」はスチール写真機としてミラーレスのデビュー機としてはとてもコスパのよいモデルです。

「α6600」譲りの高性能も一部備える「α6100」

「α6100」は「α6600」にも搭載されている高機能も備えつつ、機能を限定することでコストを下げて安価を実現しているエントリーモデルの位置付けです。

以下「α6600」との機能差です。

「α6600」と同機能
  • AF性能・リアルタイムトラッキングとリアルタイム瞳AFに対応(静止画)
  • 180度チルト可動式液晶モニター搭載
「α6600」に劣る機能
  • 手振れ補正機能がない
  • 動画時のリアルタイム瞳AF不可
  • S-LOG・HLG撮影不可
  • EVFが144万ドット(α6600は235.9万ドット)

エントリー機ながらもAF機能などは現行のフラグシップモデルである「α6500」を上回る性能を持ち、自撮りにも対応している点は素晴らしいです。

リアルタイムトラッキングと静止画時の瞳AFにも対応していますが、動画時のリアルタイム瞳AFには「α6400」と同様対応していません。

動画機能を除けば「α6100」でも充分なほど高機能だね。

静止画特化でコストパフォーマンス重視なら「α6100」

今回の新ラインナップ登場で、モデル選択がとても悩ましくなりました。

そこで「α6100」を選ぶ人はどのような人が良いか考えてみました。

「α6100」がオススメな方
  • 少しでも安くミラーレス一眼を始めたい方
  • 写真撮影メインで動画を重視しない方

手振れ補正については動画に注力した「α6400」ですら搭載していないので、静止画重視なら問題なさそうです。

金額は9万円前後とかなりのお買い得と言えます。

まとめ:初心者も少し頑張って「a6600」を買うのはアリ

まとめ:初心者も少し頑張って「a6600」を買うのはアリ

「α6100」「α6600」を旧モデルと比較してみましたが、あらためて「α6500」ユーザーの私の視点からどんな人がどのモデルに合うのかは以下のとおり。

スクロールできます
機種コンセプトボディ内手振れ補正自撮り可能か
α6100安価でAF関連が高機能の静止画に特化したモデル手振補正なし自撮可
α6400AFも爆速で静止画も動画も卒なくこなす優等生手振補正なし自撮可
α6500AFは一世代前だが充分早く静止画も動画もいけて安価手振補正あり自撮不可
α6600全てにおいて下位モデルを凌駕するが値段も高い手振補正あり自撮可

お財布に余裕がある人は「α6600」買っておけば間違いなしだけど、そこは予算次第。

購入時にこの記事が参考になると嬉しいです。

ソニーのAPS-Cフラグシップカメラ「a6600」と「a6500」とのスペックを徹底比較

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