
α6600の手振れ補正ってどうなの?
こんにちは。ichi(@ichi_14blog)です。
2019年11月に満を持して登場したソニーのAPS-Cの新フラグシップモデル「α6600」。写りでは各方面からも絶賛されいてます。
しかし期待の大きかった手振れ補正に関しては思ったほどでもないという声もチラホラ。

これはどういうこと?「α6500」から進化してないのかな。
「α6600」の手振れ補正機能は「α6500」と比べて進化しているのでしょうか?
実際に日々使用しているユーチューバーの声などから「α6600」の手振れ補正機能について検証してみたいと思います!
- 「a6600」の手振れ補正機能について
- 「a6500」と「a6600」手振れ補正機能の差について
「α6600」に搭載されている手振れ補正機能とは

それでは「α6600」の手振れ補正機能が進化しているのか、検証しています。
5.0段の5軸手振れ補正
結論を言ってしまうと「α6600」の手振れ補正機能は5.0段の5軸手振れ補正を採用していて「α6500」と同じ仕様です。
よって、
「a6600」と「a6500」の搭載している手振れ補正機能は全く同じである。
という仮説が成り立ちます。
「5段手振れ補正」ということはパナソニックのGH5などの5.5段と比べると後れをとっていることになります。
搭載している手振れ補正機能自体が全く同じなら、基本的に手ブレ度合いは同じになりますが、処理エンジンの違いなど多少の差はあるかもしれません。
そのあたりも具体的に見ていきましょう。
▶ソニー SONY ミラーレス一眼 α6600 ボディ ブラック ILCE-6600
「α6600」の手振れ補正について実際の反応

結論から言ってしまうと、『「a6600」の手振れ補正機能は「a6500」と全く同じ』です。

これは期待していただけに、衝撃の事実。
手振れ補正について検証しているYouTube動画がいくつかあったので紹介します。
「さっさん」さんの検証動画
YouTuberの「さっさん」さんは「α6600」を2台も購入されており「α6600」をお気に入りのようですが、パナソニックのGH5も所有されています。
「さっさん」さんは動画の中で「GH5」と「α6600」の手振れ補正比較を行っていて、その結果GH5に比べてかなり遅れを取る形になっています。
▶︎【手振れ補正検証】SONYのα6600とPanasonic のGH5を比べてみたら違いすぎてヤバいんだがw
パナソニックGH5はAF性能は弱いですが、4K60fpsでの動画撮影ができてボディ内手振れ補正がかなり強力な機種として有名で瀬戸弘司さんをはじめとして多くの有名ユーチューバーが現在も使用しています。
さらにGH5はデュアル I.S.2という機能を搭載しておりボディ内手振れ補正+レンズ内手振れ補正のダブル補正が効きます。
ちなみに「さっさん」さんが動画内で「α6600」と組み合わせているレンズ「SEL1655G」はレンズ内手振れ補正機能はありません。
これに対して「α6600」の場合、
ボディ内手ブレ補正機構搭載で、手ブレ補正非搭載のEマウントレンズはもちろん、マウントアダプターを介して装着可能なAマウントレンズなど、さまざまなレンズ(*)で手ブレを気にせず撮影できます。また、手ブレ補正搭載Eマウントレンズ装着時にはレンズ側で角度ブレ(Pitch/Yaw)補正を行い、残りの3軸はボディ側で補正することで、最適な5軸手ブレ補正を実現します。
(引用:ソニー公式HP)
とあります。
言い換えれば、ソニーの場合はレンズ内手振れ補正がボディ内手振れ補正にプラスされるわけではなく、あくまで5軸手振れ補正を最適化するということです。

さっさんの動画を見る限り、手振れ補正についてはパナソニックGH5の圧勝だね。
「ワタナベカズマサ」さんの検証動画
「ワタナベカズマサ」さんはかなりのソニー信者で、ソニーの新機種はほぼすべて購入し、レビューで詳しく検証されるユーチューバーです。
「普段は「α6400」と「α9」、「RX100M7」の3台体制の撮影で、「α6600」発売も即購入してレビューをされてます。
▶︎【ソニー最新カメラ】α6600を買いました!開封レビュー&α6400と手ブレ補正比較してみよう
「ワタナベカズマサ」さんの動画でも手振れ補正については期待しすぎないよう発言されています。

動画撮影での手振れでは思っていたほどではなかったようだね。
「ワタナベカズマサ」さんが「α6600」と組み合わせているレンズは「SIGMA 16mm F1.4 DC DN」というレンズでこれもレンズ内手振れ補正機能はなしです。
「サンセットスタジオTV 」さんの検証動画
「サンセットスタジオTV」ダイスケさんは、プロのカメラマン・クリエイター兼ユーチューバーで、カメラについてのレクチャー動画やジムニー旅動画、奥様のちゃんまりさんとの夫婦動画などが大人気です。
「サンセットスタジオTV」の動画はさすがプロカメラマンだけあり映像のクオリティが高いです。
今回の「α6600」の発売については、発売前から動画制作における新しいツールとしてかなり期待されていました。
▶︎【α6600 vs α6400】α6600を無理して買わなくていい理由がわかる動画【手振れ補正が…】
結果としては、手振れ補正について相当の期待はずれだったようです。
動画内でも「α6400」との性能差はほぼなく、手振れ補正がこの程度であれば5万円の差の価値はないとおっしゃってます。
しかもこの動画の中で新たに発覚した問題が「sigma16mm F1.4 DC DN」との相性の悪さ。
この点は「α6400」では見られなかった点なのでこの点はマイナスポイントです。
「サンセットスタジオTV」さんがa6600と組み合わせているレンズも「SIGMA 16mm F1.4 DC DN」ですのでレンズ内手振れ補正はありません。
「九州男児HIDE 」さんの検証動画
鹿児島にお住まいで夫婦でチェンネルを運営されている「九州男児HIDE」さんです。
▶︎【α6600】SONY E35mm F1.8 のレンズ開封と手振れ検証など!
動画内ではレンズ内手振れ補正付きのレンズである「E35mm F1.8 OSS」を使用されてますがほとんど効果はみられません。
やはりソニーのαシリーズの5段手振れ補正は、OSS付きレンズでもGH5ほどのプラス効果はないのが証明されたような動画です。
▶ソニー SONY ミラーレス一眼 α6600 ボディ ブラック ILCE-6600
期待はずれ?ソニーAPS-Cカメラ「α6600」の手振れ補正機能を使用者のレビューから検証:まとめ

うやら「α6600」の手振れ補正はさほど精度の高いものではないようです。
「α6600」は動画でも瞳AFが効くなど動画撮影に強い機材には間違いないですがブレのない動画を撮影したい場合はジンバルの併用が良さそうです。
画質や機能は申し分のない「α6600」なので、手振れの部分だけ気をつけて運用すればかなり高品質なシネマチック作品も撮影することができますよ。
これからαシリーズを買おうとする場合、予算に余裕がある人は「a6600」を、5万円差が気になる方は「α6400」+sigma16mm F1.4などの単焦点レンズを組み合わせるのが良いです。

確かに手振れ補正がそんなに聞かないなら「α6400」という選択肢も充分にありだね。
神コスパの単焦点レンズ「sigma16mm F1.4」のレビューはこちらから見れます☟
▶︎【a6500作例あり】3万円台で買える大口径単焦点レンズ「SIGMA30mm F1.4 DC DN Contemporary」レビュー
▶ソニー SONY ミラーレス一眼 α6600 ボディ ブラック ILCE-6600
▶ソニー SONY ミラーレス一眼 α6400 パワーズームレンズキット E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS
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