ハイエースは憧れだけど、ファミリーカーとしてはどうかな。
SUVやミニバンの方が実用的そうだし。購入を決めるまでのプロセスを知りたいな。
ファミリーカーとしてハイエースを購入するには、それなりの下調べが必要になります。
しかしネット上にはファミリーカーとして購入した体験談がほとんど見当たらないと感じませんか?
私も購入するときはあまり情報がなくて苦労しました。
そこで今回は私が行ったショップ選びと試乗についてを紹介します。
ハイエース購入のショップ選び
当たり前ですが、まずは店舗に行って相談することです。
ですがその前にTOYOTAのサイトやハイエースを扱っているブロガーさんの記事をチェックしておきましょう。
ハイエースについての見るべきサイトを下記に紹介します。
前知識をぜひインプットしてからお店に行くとスムーズです。
専門ショップは知識やバリエーションが豊富
ハイエースを買う時にひとつ問題になるのが「ディーラー」か「専門ショップ」どちらに相談するか、です。
居住地にFLEXなどのハイエース専門店があればそちらに相談するのが良いです。
経験豊富な専門スタッフがいるので疑問点についても詳しく教えてくれます。
また専門ショップはコンプリートカーを沢山扱っているので、手っ取り早くフルカスタムにしたい人はそれも良いでしょう。
ディーラーでもコンプリートバージョンのカスタム車も販売していますが、やぱり専門ショップのものカッコいいです。
小規模な店舗だと、購入後のアフターケアがずさんだったりするケースもあるので要注意。なので専門ショップに行く場合、実績がある店舗がベターです。
ディーラーという選択
私は近くにハイエース専門ショップがなく、「エリアハイエース」という滋賀トヨペットがプロデュースするハイエース専門ディーラーがあったので相談に行きました。
エリアハイエースは、正規ディーラーながらCRSのコンプリートカーを扱ったり、UI vehicleやESSEXといったハイエース専門ショップのカスタムパーツの販売、取り付けまで行っています。
試乗車も用意されているので気軽に試乗も可能。
またハイエースオーナーに向けたイベントなども定期的に開催されます。
ただし通常のディーラーでは、店舗にハイエースの試乗車を置いていることは稀です。試乗は事前の予約が必要になるかと思います。
ハイエース試乗の必要性について
ハイエースを購入するにあたり試乗体験は絶対してください。
ハイエースは楽しい車ですが、通常のミニバンとは違いも多いです。試乗せずに購入して後で後悔してほしくないです。
ディーゼルとガソリンで迷っている人は、できれば両方試乗した方がベター。
人生で家の次に高価な買い物になるのが車なので、イメージや内装・外装だけで決めるのでなく、実際に試乗して走りを体感して決めてください。
私もダークプライムのディーゼルとガソリンの両方に試乗し、最終的にガソリンモデルに決めた経緯があります。
ディーゼルとガソリンについては、『【初心者必見】わかりにくいハイエースのグレード選びを徹底解説』でも解説しています。
ハイエースのライバル車も試乗しよう
ハイエースに試乗したら次にぜひ行ってほしいのがライバル車の試乗。
ハイエース購入希望者の多くは、日産キャラバンも必ず検討します。
グレード構成や車格、性能もハイエースと似ているので可能であれば試乗をおすすめします。
もちろん私もキャラバンもしっかり試乗しました!
対ハイエースで開発された日産キャラバン
私も日産キャラバンの「プレミアムGX」には試乗をしました。
キャラバンは後発のメリットを生かし、打倒ハイエースで非常によく考えられた車です。
しかもハイエースに搭載していない3Dアラウンドビューを搭載していて、その点駐車のしやすさなどはハイエースに勝るものがあります。
その他、カスタムに便利なユーティリティナットも標準装備で、ハイエースと同じくカスタム前提での作りこみが素晴らしいです。
ハイエースとキャラバンを徹底比較しているサイトがあるので、こちらも参考にしましょう。
走行性能的にはハイエースとキャラバンはほぼ互角ですが、キャラバンにはアラウンドビュー機能が搭載されていて、バンを初めて運転する身には非常に魅力的です。
ただ私の場合、最終的にハイエース購入の決め手となったのは内装でした。
キャラバンの「プレミアムGX」のシートの仕様が、ハイエースの「ダークプライムⅡ」のハーフレザー仕様に比べるとチープであった点がハイエースに決めた理由です。
もっとも「プレミアムGX」はハイエースで言うところの「スーパーGL」に当たるので、「ダークプライムⅡ」と比べることはできないのですが。
キャラバンは「ワゴンGL」なら内装にも凝っておりレザー仕様のようですが、ワゴンにはハイエースにはある4WDがないようなので注意が必要です。
悪路走行に強く乗り心地も兼ね備えたSUV
SUVの魅力は圧倒的な悪路走破性です。
最近はどのメーカーもSUVに力を入れていて、悪路走破性を高めつつ乗り心地も損なわない、日常でも使い勝手の良いSUVが多く発売されています。
代表的な車種は以下のあたりです。
- スバル フォレスター、XV
- マツダ CX-3、CX-5
- HONDA CRV
- トヨタ ランドクルーザー、ハリアー
- 日産 エクストレイル
SUVの定義が曖昧ですが、とりあえずこのあたりでしょう。
私もキャラバンだけでなくSUVにもいくつか試乗しましたが、これらのSUVに試乗して感じるのは商用車にはない乗り心地のよさ。
特にリアの乗り心地はハイエースやキャラバンとは比べ物にならないくらい快適で、居住空間の広さも充分な車種も多くオールマイティに使えます。
SUVの乗り心地を体験すると、「ハイエースは欲しいけど、日常の使い勝手を考えると・・・」と最終的にSUVを選択するパターンも多いです。
夫婦で共有する場合などはなおさらですね。
SUVは女性でも運転がしやす、取り回しもよいので、あえてSUVでなくハイエースを選ぶ理由がしっかり必要です。
ファミリーには王道のミニバン
まずミニバンのラインナップを見てみましょう。
- 日産 セレナ、エルグランド
- HONDA オデッセイ、ステップワゴン、フリード
- トヨタ アルファード、ヴォクシー、ノア、シエンタ
- 三菱 デリカD5
ミニバンになると、ほどんど上記のどれかにあたると思います。
ただ「ハイエースに乗りたい」という時点でミニバンを選択肢として考える人はそれほど多くはないでしょう。
なぜならあえてハイエースの購入を検討している時点で、ハイエースに対する愛着がある場合が多いからです。
またミニバンは車種によってはハイエースよりも扱いづらいものがあるのも事実です。
ハイエースはキャブオーバーといってエンジンの上に運転席があるので距離感がつかみやすく、実際運転はミニバンよりしやすいと感じます。
まとめ:ハイエース購入は家族とよく相談しよう
以上、ハイエースの購入時のショップ選びと試乗の重要性について紹介しましたが、ファミリーカーとして購入するには少々特異な車です。
しかもグレードによっては高級ミニバンが買えてしまうぐらいの費用がかさむハイエース。
なのでハイエースを買う場合には、以下のことが大切です。
貨物ベースのハイエースバンをファミリーカーとして選択する場合、デメリットも多い。しかしそれを補ってあまりある楽しさを家族にしっかりと説明して理解してもらう。
晴れて理解を得られたら、一緒にハイエースのある生活を満喫しましょう。
コメント