キャンプ用のエアーマットは種類が多すぎて。どれを買えばいいのかわからない。
車中泊やキャンプ泊、アウトドアなどの様々なシチュエーションで欠かせないエアマット。
車に一つ積んでおくとサッと使えて便利ですが、ここ数年でマットは非常に進化していて安価で良い商品がたくさんあります。
マットの選択でキャンプの質もかわるから慎重に選びたいところ。
そこで今回はタイプ・価格の異なる3つのエアマットを比較します。
口コミで人気のエアマットを購入してみた
今回比較のために購入したキャンプで使えるエアマットは以下のの3つ。
Pokeer「エアーマット」とキャプテンスタッグ「キャンプマット」はアマゾンチョイスに選ばれていて両方とも価格は2000円~2500円程度とお手頃。
対してDOD「ソトネノサソイ(M)丸洗いシーツ付き」は1万円前後します。
果たして値段相応の差があるのか順番に見ていきます。
「Pokeer エアマット」
「Pokeerエアマット」はいわゆる中華製の無名ブランドですが、お手頃価格で人気のマット。
バルブを開けると自動的に空気を吸い込み膨らむ仕組みでいわゆるインフレーターマットと呼ばれるものです。
ちなみに「poler」というブランドで高級エアマットがありますが全く関係ないです。
収納状態だとそこそこコンパクトです。
下の写真は「Pokeerエアマット」を二つ並べた状態で、真ん中に連結ボタンが装備されています。
サイズは「タテ175cm×ヨコ65cm」なので背の高い男性だと足が少し出る感じ。
弾力も程よくあって、値段が安いからと言って特段寝心地が悪いということもなかったね。
頭の部分には袋が付属していて、枕として使用できますが空気は自分で入れる必要があります。
枕はちょっと滑りやすくて使いにくいかな。タオルなどを巻くとよいかも。
「Pokeerエアマット」の使用感
「Pokeerエアマット」の各項目については以下のような印象を受けました。
- バルブを開けると5分~8分程度でしっかり膨らむ
- 表面はポリエステルでツルツルとして若干滑りやすいが、扱いには支障なし
- 「210TポリエステルにPVCコーティング」とあり防水性もそこそこある
- 実際の感触は材質が薄いという感じもなく、キャンプにも問題なく使用できるレベル
- 程よい厚さのおかげか空気を抜きながら丸めるのが容易
- スムーズに収納でき2つのベルトで丸めた後もしっかりと縛れる
- 重さは1.2kgとかなり軽い
- 登山やバイクツーリングなどへの携帯もギリギリ許容範囲
「PoKeer」は携帯性の寝心地のバランスを重視したキャンプマットという感じ。ちなみに私は2つ購入しました。
「DODソトネノサソイ(Mサイズ)」
「DODソトネノサソイ」は入荷しても直ぐに売れてしまう人気アイテムです。
しっかりとした厚みまで膨らむインフレーターマットです。
「DODソトネノサソイ」については下の記事で紹介しているので、先に記事を読んでもらえるとわかりやすいです。
厚みのあるマットレスと重厚感を感じます。DODのマークもオシャレです。
写真のMサイズはタテ192cm×ヨコ115cmと一人なら十分な広さ。
子供ならMサイズでも二人いけます。
他にSサイズ(タテ192cmm×ヨコ60㎝)とLサイズ(タテ192cmm×ヨコ140㎝)があります。
また通気性・吸湿性が高いので夏は涼しく冬は温かく、手触り・肌触りも良いのが魅力。
小さいお子さんのいるファミリーには重宝しそうです。
キャンプではじめて使いました。息子たちも気持ちよさそうにゴロゴロしていました😊
— ばななファミリー⛺️初心者親子camper (@banabanafamily) September 30, 2019
休憩やオムツ交換でも大活躍でした‼️#dod #ソトネノサソイ #キャンプ #デイキャンプ
DOD ソトネノサソイL 開封します!!https://t.co/2WbCGtQVyg pic.twitter.com/RiG9ROIYKm
裏地も滑り止めが施されていますので就寝時にずれることもありません。
このあたりの使用はさすがに価格差がしっかり現れてるね。
「DODソトネノサソイ」の使用感
「DODソトネノサソイ」の印象は以下のとおりです。
- 3つのキャンプマットの中では断トツに良い
- 横になるとそのフカフカ感はもはや布団レベル
- 丸洗いシーツ付いきでマット本体を汚すことなく使用できるのでファミリーキャンプには嬉しい
- 素材はポリコットン(ポリエステル80%、綿20%)を使用
- タープやテント生地として多く使用される生地なので耐水性・耐熱性が高い
- 厚みのおかげで圧倒的に空気が抜きにくく収納が大変
- 丸めた後ケースに収納するのも一苦労
- Mサイズでも約4.5kgもあり3商品のなかでは圧倒的に重い
- 付属のベルト独立しており1人でベルトを通して縛る作業が困難
そもそも「ソトネノサソイ」と他の二つと値段帯が全く異なるので比べるのは酷かな。寝心地なら他を寄せ付けないレベル。ただし収納のしにくさはネックだね。
収納は2人がかりで行うのがオススメです。一人で収納する際は慣れないと10分~15分かかるかもしれません。
「キャプテンスタッグキャンプマット」
「キャプテンスタッグキャンプマット」は厳密にはエアマットではありません。
空気で膨らますタイプのものではなく、サンダルの靴底やバスマット、パソコンケースの緩衝材などに使われるEVAという素材を使用しています。
レジャーシートやクッション、ヨガマットの代わりにもなる使い勝手のよさが売りだね。
燃えるごみとして捨てることができ、燃やしてもダイオキシンが発生しないので環境にとても優しいです。
サイズはタテ182cm×ヨコ56cmと、背の高い男性でも足先までカバーできそうですが横幅は少し狭めです。
「キャプテンスタッグキャンプマット」の使用感
「キャプテンスタッグキャンプマット」の印象は以下のとおりです。
- ほどよい柔らかさで、発泡スチロールの弾力性を高くした感じで低反発のクッション
- インフレーターマット程の快適感はないが人間がのってもへたらず程よい汎発性がある
- 低温に強く寒い場所などでも硬くなりにくく風雨や紫外線を浴び続けても劣しにくい
- 繰り返し使用していると折り返しの部分が劣化し破れてくる可能性はあり
- ガンガン使用して劣化したら買い替える感じのアイテム
- 横幅も56cmとコンパクトだから収納も楽チン
- 素材が柔らかくジャバラに折りたたむだけで収納可能
- 重量は驚異の270gと圧倒的な軽さ
3つのマットを並べて比較
3つのエアマットを並べた見た目です。まずは斜めから。
足元からみるとこんな感じです。
pokeer(真ん中)の「エアーマット」は枕部分があるので、胴体部分は他の二つに比べてだいぶ狭い感じ。
横幅はキャプテンスタッグのキャンプマット(右)が一番狭いはずでだけどpokeer「エアーマット」の方が狭くみえるね。
「Pokeerエアマット」は両端のヒダ部分も含めて65cmなので、有効面積では「キャプテンスタッグキャンプマット」と同じぐらいです。
3つの主要スペックは以下のとおり。
サイズ | Pokeer エアーマット | DOD ソトネノサソイ(M) | キャプテンスタッグキャップマット |
---|---|---|---|
全長 | タテ175cm×ヨコ65cm | タテ192cm×ヨコ115cm | タテ182cm×ヨコ56cm |
厚さ | 約5cm | 約4.5cm | 約2cm |
重量 | 1.2kg | 4.5kg | 270g |
サイズ感からしても快適性は「ソトネノサソイ」に軍配が上がりますが、軽さではキャプテンスタッグが圧倒的です。
快適性と携帯性を兼ね備えた「PoKeerエアマット」
適度なサイズで快適性を保ちつつ重さも1.2kgと非常に扱いやすい「PoKeerエアーマット」。
バランスの良いアイテムですのでライトなキャンプには扱いやすいアイテム。
収納も一人で簡単にできるので自然と持ち出す機会が増えます。
車中泊やソロキャンプに最適。私もハイエースで寝るときは「Pokeer」を愛用しています。
※注意 2020年8月現在、こちらの製品は販売終了しているようです。残念。
ファミリーキャンプは「DODソトネノサソイ」
しっかりとした寝心地と肌触り、重厚感のある「DODソトネノサソイ」。
家の中で布団で寝ているかのような安心感があります。
5kgとテント並みに重く収納も大変ですが、ファミリーキャンプのような家族イベントには間違いなくナンバーワンの快適性です。
数値では「DODソトネノサソイ」より「PoKeerエアーマット」の方が厚みがありますが、フカフカ感は「ソトネノサソイ」の方が上です。
特に子供はキャンプという非日常で寝つきが悪いことも多いので、快適に過ごすためには最適なアイテムでしょう。
とにかく軽さを重視なら「キャプテンスタッグキャンプマット」
「キャプテンスタッグキャンプマット」のメリットはその圧倒的な軽さ。
よって荷物の重量を極力軽くする必要がある登山やハイキング、トレッキングなどにはもってこいです。
運動会でのレジャーシートの代わりや室内でのヨガマットとして使用にも良いです。
たたんだ後に縛るゴムは無くしがちなので要注意。
まとめ:寝心地なら圧倒的に「ソトネノサソイ」
3種類のエアーマットを購入して比べてみました。
どれも一長一短がありましたが、3つのエアーマットの特徴を最後にまとめます。
- 適度な携帯性と快適性のバランスなら【PoKeerエアマット】
- 軽くて持ち運びを重視するなら【キャプテンスタッグキャンプマット】
- 寝心地重視であれば圧倒的に【DODソトネノサソイ】
収納のしにくさを理解できるのであれば、個人的には「DODソトネノサソイ」の満足度が高いと思います。
ちなみに私は同じような性能でどれを買うか迷った時、国産のギアをなるべく選択するようにしています。
この記事を参考にして、自分なりの最適のマットを探してみてください。
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