スイッチのジョイコンはすぐに壊れる。うちもジョイコンを直したいけどメーカー修理に出すと高くつくし、自分で直せないかしら。
発売当初は爆発的な人気で品薄が続いたニンテンドースイッチも最近はどこでも手に入るようになりました。
マリオやゼルダ、ドラクエ、スマブラなど、スイッチならではのソフトが目白押しで楽しいですよね。
ただこのジョイコンがとにかく故障しやすいと巷では話題。
実は私もスイッチのジョイコンが故障。しかもこれで2回目。
私もメーカー修理を考えていましたが、調べるとDIYで簡単に修理できるとの情報が多数!!
実際にトライしてみたので、ジョイコンスティックを自分で修理する時の注意点をお伝えします。
ジョイコンスティックの修理キットを購入
調べてみるといくつかあるジョイコン修理キット。
大体1,000円代前半から2,000円以内で購入できるので、私は楽天ランキングで受賞をし高評価の多いという商品を購入しました
ジョイコンステッィク修理交換用パーツ開封
数日で届いたので早速開封。
結構同梱物があります。
今回購入したニンテンドースイッチジョイコン修理キットの同梱内容は以下のとおり。
- ジョイコンステック替え 2個
- Y字ネジの替え 4個
- Y字ドライバー 1本
- プラスドライバー 1本
- ピンセット 1本
- ヘラ 1個
他にも修理手順の動画へのQRコードが表記してある用紙も同封してありました。
この時はあまり気にしていなかったのですが、動画へのQRコードが2種類掲載されていました。
右と左のジョイスティックで中の様子が違うということかな?
ジョイコンの替えの質感はかなり純正に近くて良い感じです。
プラスドライバーとY字ドライバーは可もなく不可もなくですが、もう少し長いと回しやすそうです。
修理キットは日々新しいものが発売されており、基本の同梱パーツに加えて、ステックカバーや掃除用刷毛などさらに便利なオプションがついているものが今ならおすすめです。
▶ジョイコン修理キット(同類商品)
ジョイコンスティックの修理過程と注意点
早速実際の修理過程(右ジョイコンスティック)を説明します。
順番どおりに作業すればそんなに難しいものではないですが、精密機械なので手を洗い清潔な環境下で行いましょう。
ジョイコン本体のカバーを外す
ジョイコンのカバーは4点のネジで止まっているので、付属のY字ドライバーでゆっくりと外します。
Y字ドライバーで外すのは、ジョイコン裏のネジを4カ所。
ここのネジ外しは慎重にしないとすぐにネジ山を舐めるので要注意です。
ちなみに写真は右側(+)のジョイコンです。
ジョイコンスティックを外して交換
カバーを開けるとバッテリーが枠にはまっているので、バッテリーをはずします。
外すとフレームが現われますが、フレーム真ん中にある四角い銀色の物体がジョイスティック部分(写真のは新しいのを取り付けた後)なので、フレームもゆっくりと剥がします。
剥き出しになった基盤の中央の銀色部分がジョイコンスィックです。
付属のピンセットでジョイコン部分から伸びるケーブルの先、黒い部分のストッパーを上にあげるとケーブルを簡単に外せます。
外した後はジョイスティック部分2点のプラスネジをまず外し、新しいジョイスティック部分を代わりにはめます。
この部分が山場です。ここを乗り切れば後少し。
はめた後は、ネジを止め直してケーブルを元に戻しストッパーを下げるだけ。
その後のバッテリーカバーとジョイコン本体のカバーを戻せば終了です。
修理後はスティック補正を
修理が終わった後は、スイッチ本体で以下のスティック補正作業を必ず行ってください。
これを行わないとせっかくジョイコンスティックが直っても正しく動作しないことがあります。
私も修理後に動作確認をすると下方向が反応せず「せっかく直したのに」とうなだれていました。
やはりメーカー修理に出そうかと思った時、「スティック補正」という機能があるのを知り、試すとスティックが正常に動作していない状況でした。
以下、ジョイコンスティックの補正作業について説明します。
Switch本体の「設定」→「コントローラーとセンサー」にある、「スティックの補正」を選択。
スティックを押し込むよう指示がでるので、補正したい側のJOYCONスティックを押し込む。
画面から右、下、左、上とスティックを倒す指示が出るので、画面指示に従ってゆっくりと確実に指示方向にスティックを倒します。
私のジョイコンは、この画面でステッィクを触っていない状態で既に真ん中のマークが+になっていませんでした。
スティックを交換しなくてもこの作業だけで直っていたか可能性もありますね。
最後はスティックを外側に倒しながらゆっくり回します。2~3周回すと終了します。
ジョイコンを修理作業する時の注意点
ジョイコンの修理作業をする上での注意点は以下の2つです。
- パーツはゆっくりと外す
- Y字ネジは必ずY字ドライバーを使う
ジョイコンスティック交換自体はさほど難しいものではありません。
気をつけるべきはゆっくりとパーツを外していき、繋がっているケーブルを引っ張らないように作業すること。
関係ないケーブルが外れてしまうと余計な作業が増えることになります。
あとは、ジョイコン本体のカバーのネジがプラスネジではなくY字ネジという点。
例えば家庭でコントローラーが調子が悪いからといってプラスネジで開けようとすると、一瞬でY字ネジのネジ山が潰れて本体カバー自体が開けられなくなります。
Y字ネジはもともとネジ山をなめやすいんだよね。
どうしても心配な人はより精密なY字ドライバーが数百円程度で買えるので、これを使うと安全にY字ネジを回すことができます。
ジョイコンDIY修理のメリットデメリット
修理キットを使用することで簡単に修理できましたがDIY修理にもメリットとデメリットがあるので理解しておきましょう。
ジョイコン修理キットを使用するメリット
一番のメリットは「安い」ということです。
メーカー修理に出した場合、状態によりますが数千円ほどの費用が発生します。
具体的には、私が過去にジョイコン修理に出した際、4,000円程度の修理費用が掛かりました。
これは修理キットの倍以上の出費になります。
そして「すぐに直る」という点。
紹介した修理工程は左右で30分、スティック補正に5分かからないくらいだったので、不慣れな人がゆっくり作業して1時間くらいでしょう。
メーカーに依頼した場合、修理に10日~2週間程度必要で、ゴールデンウィークや年末年始だと更に数日程度かかる場合もあるのでDIY修理の方が圧倒的に早いです。
ジョイコン修理キットのデメリット
デメリットは修理に失敗するリスクがあります。
作業の工程で部品を破損すると修理前よりも状態がひどくなる場合があり、この場合、最終的に結局メーカーに修理依頼をするため逆に高くつきます。
ジョイコン修理キットはあくまでジョイコンスティックについてのものなので、故障の原因が基盤等の破損などにあった場合は効果がないということに。
また修理がうまくいっても100%直るという保証はないので、過度に期待しすぎるのは禁物です。
修理キットによるDIY修理は自己責任で慎重に行ってください。
まとめ:ジョイコンの修理は簡単(ただし自己責任)
今回は私自身、初めてニンテンドースイッチのジョイコンスティックを自分で修理してみました。
ジョイコン故障はスイッチを使っていれば、恐らく一度は直面するトラブルでしょう。
自分でDIY修理をやってみた思ったのは、決して難しくなく誰でもできるということ。ただし失敗しても自己責任なので、そこが気になる人は素直に公式の修理に頼むべきです。
ジョイコンスティックの調子が悪い方はぜひDIY修理にチャレンジしてみてください。
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