RICOH GR III・GR IIIxを購入すると、「液晶保護フィルムは必要?」「予備バッテリーは買った方がいい?」「ケースやフィルターは必要?」など、いろいろなアクセサリーが気になってきます。
GR III/GR IIIxは、ポケットに入れて持ち歩けるコンパクトさが魅力のカメラです。だからこそ、アクセサリーも何でも付ければいいというわけではありません。
実際、GR III/GR IIIxには、バッテリーやUSB電源アダプター、USBケーブル、ハンドストラップなどが最初から付属しています。一方で、SDカードやカメラケースなどは別途用意する必要があります。
この記事では、GR IIIxを実際に使ってきた経験をもとに、
- 最初に用意したいもの
- 必要に応じて追加したいもの
- 撮影スタイルによって選びたいもの
に分けながら、GR III/GR IIIxのアクセサリーを紹介します。
「全部買う」のではなく、自分の使い方に必要なものだけ選ぶための参考にしてください。
GRⅢ/GRⅢxはどんなカメラ?
RICOH GR IIIとGR IIIxは、APS-Cサイズのセンサーを搭載しながらポケットに入れて持ち歩けるコンパクトデジタルカメラ。
GR IIIは35mm判換算で28mm相当、GR IIIxは40mm相当のレンズを搭載しています。
どちらも有効画素数は約2424万画素で、バッテリーとSDメモリーカードを含めた重量はGR IIIが約257g、GR IIIxが約262gです。

特徴はなんといってもその機動性で、iphoneより小さいサイズ(奥行は少しあるが)なので毎日持ちあることができて、起動時間もわずか0.8秒なので日常のシャッターチャンスを逃すことなく捉えることができます。
- 35mm判換算で28mm相当
- 有効画素数:約2424万画素
- APS-CサイズのCMOSセンサー
- 約257g(バッテリー・SDメモリーカード含む)
- 35mm判換算で40mm相当
- 有効画素数:約2424万画素
- APS-CサイズのCMOSセンサー
- 約262g(バッテリー・SDメモリーカード含む)
GR IIIは広角寄りなので街歩きや風景、GR IIIxは少し狭い40mm相当なので、人物やスナップなどで使いやすい画角です。
どちらも「いつでも持ち歩いて、撮りたいと思った瞬間に撮る」というGRシリーズらしい使い方に向いています。

GR III/GR IIIxのアクセサリーは全部必要?
結論からいうと、全部そろえる必要はありません。
GR III/GR IIIxには、購入時点で以下のものが付属しています。
- ハンドストラップ
- 充電式バッテリー DB-110
- USB電源アダプター
- 電源プラグ
- USBケーブル I-USB166
つまり、最初からバッテリーを充電して撮影を始めることができます。
一方、RICOH公式のFAQでは、カメラケースとSDメモリーカードは付属しないと案内されています。
そのため、個人的には最初からアクセサリーを大量に購入するより、「まず必要なものをそろえて、撮影してみてから追加する」くらいがちょうどいいと思います。
まず用意したいアクセサリー
GR III/GR IIIxを購入したばかりなら、まず検討したいのが次の3つです。
最初に検討したい3つ
| アクセサリー | 必要になる人 |
|---|---|
| SDカード | 写真をたくさん撮る人 |
| 液晶保護フィルム | 液晶画面を傷から守りたい人 |
| 予備バッテリー | 旅行や長時間撮影をする人 |
ここからは、それぞれ詳しく紹介します。
SDカード
GR III/GR IIIxを購入して、意外と忘れやすいのがSDカードです。
カメラ本体には約2GBの内蔵メモリーがありますが、普段から写真を撮るならSDカードを用意しておいた方が使いやすいでしょう。
GR III/GR IIIxはSD・SDHC・SDXCメモリーカードに対応しています。
旅行などで一日中撮影する場合は、容量だけでなく信頼性も考えて選びたいところです。
SDカードを選ぶときのポイント
- SDHC/SDXC対応
- UHS-I対応
- 必要な容量を考える
- 信頼できるメーカーを選ぶ
写真を中心に撮るのか、動画も撮影するのかによって必要な容量は変わります。
「とりあえず撮影できればいい」という場合でも、SDカードはカメラと一緒に用意しておくと安心です。
液晶保護フィルム
個人的に、GR III/GR IIIxを普段から持ち歩くなら最初に検討したいアクセサリーのひとつが液晶保護フィルムです。
GR III/GR IIIxはコンパクトなので、ポケットやカバンから気軽に出し入れできますが、機動性が魅力である一方、持ち運ぶ機会が多ければ、液晶画面を擦ったり傷つけたりする可能性もあります。
特にGR III/GR IIIxはタッチパネルを搭載しているので、液晶画面をきれいな状態に保っておきたいところです。
現在の記事で私が使っているのは、9Hの表面硬度をうたった2枚入りの保護フィルムで、数百円程度から購入できるものもあるので、液晶の傷が気になる人なら検討しやすいアクセサリーです。
選ぶときはここをチェック
- GR III/GR IIIx専用サイズか
- ガラス製かフィルム製か
- 表面硬度
- 貼り付けやすさ
- 2枚入りかどうか
「絶対に必要」というものではありませんが、私はGR III/GR IIIxを気軽に持ち歩くための保険として考えています。
予備バッテリー「DB-110」
GRⅢ(GRⅢx)のバッテリーは小さく持ちがよいとはいえません。
もちろんGRⅢ(GRⅢx)はUSB給電にも対応しているので、モバイルバッテリーで移動中に給電しながら使えば何とかなりますが、旅行など遠出や丸一日スナップ散歩するなどの場合は予備バッテリーがあった方がベターです。

旅行や一日中のスナップ撮影をするなら、予備バッテリーも検討したいところです。
GR III/GR IIIxのバッテリーはDB-110で、RICOH公式の撮影可能枚数は約200枚です。これはCIPA規格に準じた測定条件での目安なので、実際の撮影枚数は使用条件によって変わります。
普段のちょっとした街歩きなら、付属バッテリーだけで足りることもあります。
しかし、
- 旅行
- イベント
- 一日中のスナップ撮影
- 充電できない場所での撮影
などでは、予備が1本あるだけで安心感が違います。
純正と互換バッテリー、どちらを選ぶ?
私自身、別メーカーのカメラでサードパーティー製バッテリーを使用していた際、熱によってバッテリーが膨らみ、取り出せなくなった経験があります。
カメラ本体に関わる部分なので、私はGR III/GR IIIxでは純正DB-110を選んでいます。
またUSB Type-Cから直接充電できるものの、端子カバーが柔らかいのでバッテリーチャージャーを別途購入しておくと便利です。
カメラケース
GR III/GR IIIxは小さいので、ケースを付けるかどうかは悩むところですが、ケースを使えば、カバンの中で他の荷物と接触する際の傷などを防ぎやすくなります。
一方で、GR III/GR IIIxの魅力である「すぐ取り出して撮影する」という機動性は少し落ちます。
そのため、ケースは持ち運び方で選ぶのがおすすめです。
ケースを使いたい人
- カバンに入れて持ち運ぶ
- 他の荷物と一緒に収納する
- ボディをできるだけきれいに保ちたい
- カメラを傷から守りたい
ケースを使わなくてもいい人
- ポケットからすぐ撮影したい
- とにかくコンパクトさを優先したい
- GRをラフに使いたい
私が以前の記事で紹介していたのは、RICOH純正の本革製ソフトケースGC-12です。
純正ケースにはGR III/GR IIIx対応のものも用意されています。
サムレスト
GR III/GR IIIxを持って撮影していると、もう少しホールド感が欲しいと感じる人もいると思いますが、GR III/GR IIIxのボディは薄く、一般的なミラーレスカメラのような大きなグリップはありません。
そこで使えるのがサムレストです。
サムレストを取り付けることで、親指を置く場所ができ、カメラを構えたときのホールド感を高められます。
私自身はこの記事を書いている時点ではサムレストを使用していませんので、ここでは実使用レビューではなく、「ホールド感を高めたい人が検討するアクセサリー」として紹介します。
現在の記事で紹介しているのはJJCの金属製サムレストです。
サムレストが向いている人
- GR III/GR IIIxのホールド感が気になる
- 片手で持つことが多い
- 落下が心配
- カメラを構えたときの安定感を高めたい
逆に、GRの薄さやシンプルな操作感を気に入っているなら、無理に付ける必要はありません。
ミニファインダー
GR III/GR IIIxには、一般的なカメラのような内蔵ファインダーがありませんので、ファインダーを覗いて撮影したい人向けに外付けファインダーが用意されています。
RICOH純正では、
- GR III用:GV-2
- GR IIIx用:GV-3
という対応になっています。
GV-2は28mm相当、GV-3は40mm相当のフレームに対応しているので購入時に間違えないよう注意してください。

ファインダーを取り付けると、当然ながらGR本来のコンパクトさは少し失われます。
それでも、「やっぱりファインダーを覗いて写真を撮りたい」という人にとっては、かなり面白いアクセサリーです。
また晴天下などで液晶画面が見づらい状況では、光学ファインダーが撮影スタイルの選択肢になります。
ただし、実用性だけで考えるなら優先順位は高くありません。
GRで写真を撮る行為そのものを楽しみたい人向けのアクセサリーと考えるといいでしょう。
●GRⅢ用
●GRⅢx用
レンズ保護フィルター
GR III/GR IIIxのレンズをどう保護するかは、アクセサリー選びで悩むポイントです。
というのも、GR III/GR IIIxはレンズを保護するシャッター周りに埃が入りやすい構造になっているので、普段煩雑に扱っていると埃が入ったり、最悪傷がついたりすることが十分考えられます。
別の記事でも触れていますが、本当の意味でGRⅢ(GRⅢx)を気軽に持ち運びたいなら、個人的にレンズフィルターは必須かなと感じています。
ただし、ここは「全員必須」とまでは言いません。GRのコンパクトさをできるだけ維持したい人と、レンズをしっかり保護したい人では、選択が変わるからです。
レンズフィルターを選ぶメリット
- レンズを保護する目的で使える
- GRを気軽に持ち歩きたい人に向いている
- 撮影時にレンズキャップを外す手間を減らせる
GRⅢ(GRⅢx)用のレンズフィルターは意外に少なく、下記の商品一択でしょう。


ちなみにアマゾンレビューでは一度接着すると取り外しが困難とありますが、それを受けてか現在は下記の専用取り外しキットもついてくるので安心です。

レンズアダプター
レンズフィルターを使いたいけれど、専用フィルターではなく一般的なフィルターを使いたい場合は、レンズアダプターという選択肢があります。
RICOH純正のGA-1/GA-2では、市販のφ49mmフィルターを装着できます。
GR IIIでは、
- GR III → GA-1
- GR IIIx → GA-2
というように機種によって対応するアダプターが異なるので注意してください。
レンズアダプターを使うと少し大きくなりますが、49mm径のフィルターなどを使えるようになるため、フィルター選びの自由度を高めたい人には候補になります。
レンズ保護をどうする?
大きく分けると、
- コンパクトさを優先するならフィルターなし、
- レンズ保護を優先するなら専用フィルター
- フィルターの選択肢を増やしたいなら レンズアダプター+49mmフィルター
という考え方ができます。
安価に抑えたいなら最悪レンズキャップ
フィルターやアダプターは、取り付けることで本来のGRのコンパクトさを少し損なう場合があるので、「何も付けずにシンプルに使う」という選択肢もあります。
ストラップは買い足す必要がある?
GR III/GR IIIxには最初からハンドストラップが付属しているので、購入直後にストラップを必ず買い足す必要はありません。
では別のストラップを購入する意味は何でしょうか。
それは主に、
- デザイン
- 素材
- 長さ
- ホールド感
- ネックストラップに変更したい
といった部分です。
RICOH純正でもハンドストラップGS-2、ネックストラップGS-3、ST-2などが用意されています。
GR III/GR IIIxをポケットから取り出して撮影するスタイルなら、個人的にはハンドストラップとの相性がいいと思います。
一方、旅行やイベントなどで首から下げておきたいなら、ネックストラップを検討してもいいでしょう。
ストラップには首から下げるストラップとハンドストラップがありますが、ポケットから頻繁に出し入れして使用するGRⅢ(GRⅢx)なら断然ハンドストラップが使い勝手が良いです。
おすすめはピークデザインのアンカーを使用して簡単に着脱ができるもので、他のカメラにもすぐに付け替えができるので便利です。
どうしても首から下げたい人には純正ネックストラップもあります。
GR III/GR IIIxのアクセサリーは「必要なものだけ」でいい
GR III/GR IIIxは、そもそも「小さくて、いつでも持ち歩ける」というところに大きな魅力があります。
だからこそ、アクセサリーを付ければ付けるほど便利になるとは限りません。
最初から全部そろえる必要はなく、まずはSDカードや液晶保護フィルム、必要なら予備バッテリー。
そこから実際に撮影して、
- もう少しホールド感が欲しい
- レンズを保護したい
- ケースが欲しい
- ファインダーを覗いて撮ってみたい
と感じたものを追加していくくらいでいいと思います。
個人的には、GR III/GR IIIxのアクセサリー選びで一番大切なのは、「何を買うか」より「自分がどんな撮り方をするか」だと思っています。
毎日のようにポケットへ入れて持ち歩くなら、できるだけシンプルに。
旅行で一日中撮るなら、バッテリーやSDカードを充実させる。
カメラとしての操作感を楽しみたいなら、サムレストやファインダーを追加する。
そんなふうに、自分の撮影スタイルに合わせて選んでみてください。
GR III/GR IIIxは、本体だけでも十分に完成度の高いカメラですので、必要なものだけを少しずつ足して、自分にとって使いやすいGRに仕上げていく。
それが、GR III/GR IIIxを長く楽しむためのアクセサリー選びだと思います。











